「子どもはどんな世界を見ているのか」書影

子どもはどんな世界を見ているのか 心を読み解き、信頼に変える5つの視点

本宮みなみ(ホンミヤ ミナミ)

四六判 240ページ

2026年09月28日発売

価格 1,980円(税込)

ISBN 978-4-408-65217-7

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その「わがまま」の裏側に、震えるほど純粋な言い分がある――

本書は
「どのように育てるか」
「どんな子育て法が子どもの能力を伸ばすのか」
について書いた本ではありません。
子どもが見ている世界を一緒に見る・考えるための本です。

【内容について】
本書は2歳くらいから、就学前後までの子を持つ親を対象に、その子がどのように世界を見て、何を感じ、思っているのかに目を向けながら親としてどのように関わるかを考える試みです。

・思っていることを言葉にできない。
・考えていることがうまく伝えられない。


この時期の子どもの多くが、自分の思いや世界を持っているにもかかわらず、それらをうまく伝えられないというフラストレーションを抱えがちです。

親の考える正解ありきの育児は、仮にそれが社会一般で見て正しそうな答えだったとしても、子どもには「自分の気持ちが無視された」と思われてしまうことも少なくありません。残念なことに、それらよかれと思ってした親の行為が、大切な親子関係に小さくない傷を与えてしまう可能性もあります。

10人の子どもがいれば10の個性があり、その子に合った子育てのやり方もまた違ってきます。
その中で一貫して大事だと言えることがあります。
それは「今、目の前にいるその子のことを知ろうとする親の姿勢」です。

本書では、誰もがイメージしやすいように具体的なシーンや例を示しながら、その時々の子どもの感じ方や思いに寄り添い、その子の見ている世界をできるだけ同じ目線で見た上で、親がどのような対応をすれば良いかについて紹介していきます。

【目次】
第1章 子どもの言葉にならない「叫び」を読み解く
第2章 「今この瞬間」を生きる子どもたち
第3章  子どもにとっての「自分」と「他者」
第4章 子どもには子どもの身体感覚がある
第5章 未来の子どもより今目の前の存在を大切にする

【担当編集者からのメッセージ】
私には今、5歳になる息子がいます。
「今この子はどんなことを考えているんだろう?」
「泣いて怒って暴れ回っているけど、何がそんなにも気に食わないのだろう?」
「自分とは違う世界を生きている?」
子を持つ親なら、同じように考えることは数え切れないほどあると思います。

また、子どもを育てていれば「我が子をこう育てたい」「このように育ってほしい」とも思います。自分で考えられる思考力のある子に育ってほしいし、他者を気遣える、思いやりのある子に育ってほしいと思う。将来は、経済的に不自由しないくらいの力を持った子に育ってほしいとも思うでしょう。そのための育て方に関するノウハウもときには大事だと思います。

ただ、その前に
・今この子は何を考えているのか? 
・どんな世界を見ているのか? 
と、不確かな未来に目を向けるよりも、いま目の前にいる子どもの見ている世界を知ろうとする姿勢のほうが大事なんじゃないか、と思うようになりました。
だから、子どもが生きている世界に少しでも近づける本を読みたいと思った。それが本書の企画背景です。