東尋坊マジック

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  • A6判496ページ
  • 2014年12月05日発売
  • 本体価格 750円+税
  • ISBN 978-4-408-55201-9
    • 在庫あり
東尋坊マジック

内容紹介

本格推理&トラベルミステリー

1996年、旅行代理店勤務のイケメン名探偵・水乃紗杜瑠(サトル)は、部下の美並由加理と福井県・東尋坊で銃殺事件に遭遇した。由加里の目前で突如、ダウンジャケットに眼鏡の男が、ソフト帽にトレンチコートの男に東尋坊の崖で射殺された。ダウンの被害者は海に転落、犯人はトレンチコートを残したまま姿をくらました。

犯罪知識はもちろん、地質学から歴史まで何にでも首を突っ込む博学をもって、サトルは今まで幾多の事件を解決してきた。それゆえ、今回も旺盛な好奇心や殺人現場での饒舌ぶりが地元警察に怪しまれ、連行されてしまう。サトルが照会を求めたのは警視庁の馬田刑事。今まで事件解決をともにしてきた馬田のおかげで、ようやく釈放されたサトルだったが、東尋坊へ駆けつけた馬田は自分の抱えている猟奇事件への助力を求める。

それは76年から数年ごとに日本海各地で死体発見された若い女性に関わるもので、鬘や化粧を施した上で女性を惨殺するという手口だった。犯人は<冥妖星>と名乗って犯行声明を出していたが、20年近くも捕われず逃げおおせていた。東尋坊事件の数日前に、第四の犠牲者が発見されたばかりだったのだ。サトル、馬田、由加理は<冥妖星>事件第一の現場・新潟県角海浜から検証を開始、過去と現在、日本各地にまたがる事件の推理を始めた。

死体が4年ごとの3月上旬に発見されたことから、サトルは猟奇的犯行に隠された、犯人のさらなる意図に気づく。<冥妖星>事件の捜査を一旦終え、東尋坊へ戻ったサトルには、犯人が消失した東尋坊射殺事件も横たわっている。ようやく容疑者らしき人物二人を警察が突き止め、連行したが、そのアリバイは、人間と凶器それぞれが完璧で、隙がなかった。

20年間にまたがる正体不明の殺人鬼・<冥妖星>事件の真相。東尋坊で発生した不可解な殺人事件、アリバイと凶器の謎。サトルの頭脳は再び回転を始めた。超難関の真相に、イケメン旅行代理店探偵はたどり着くことができるのか――?