「安倍宗任伝 前九年・後三年合戦」書影

安倍宗任伝 前九年・後三年合戦

平谷美樹(ヒラヤ ヨシキ)

四六判 512ページ

2025年07月24日発売

価格 2,530円(税込)

ISBN 978-4-408-53883-9

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北に生きる者たちの
誇りを賭けた戦い!

朝廷・源氏軍に抗う安倍一族の命運は!?
陸奥の英雄、激動の生涯を描く大河巨編‼

作家デビュー25周年記念作品

我らは滅ぶとも、守るべきものがある!

平安中期、陸奥国奥六郡(現在の岩手県)を治める豪族・安倍氏は、幾度も戦を仕掛ける朝廷軍を、一族の長・安倍頼良(よりよし)、若き勇将の貞任(さだとう)・宗任(むねとう)兄弟らの奮闘により幾度も退けてきた。しかし、親王の密偵・木幡橿几の策略と鎮守府将軍・源頼義・義家親子が率いる朝廷軍に圧倒され、滅亡の危機に追い込まれる。そこで宗任が繰り出した驚くべき秘策とは……朝廷軍と安倍軍が死闘を繰り広げる前九年合戦、その後陸奥の治政を任された清原氏の内紛に義家の軍が介入、奥州藤原氏誕生のきっかけとなる後三年合戦を、宗任の流転の生涯とともに描く大河巨編。

〈目次〉
第一部 前九年合戦
第一章 鬼切部(おにきりべ)の戦い
第二章 阿久利川(あくとがわ)事件
第三章 黄海(きのみ)の戦い
第四章 小松柵の戦い
第五章 鳥海柵
第六章 厨川

第二部 後三年合戦
第七章 虜囚
第八章 陸奥へ
第九章 最後の戦
終章 大宮人は如何がいふらむ