ハラールマーケット最前線急増する訪日イスラム教徒の受け入れ態勢と、ハラール認証制度の今を追う

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  • 四六判240ページ
  • 2014年07月31日発売
  • 本体価格 1500円+税
  • ISBN 978-4-408-33512-4
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ハラールマーケット最前線

内容紹介

日々、新聞や報道番組等で騒がれている「ハラール」。

ハラールとは、イスラム法で許される行為や食べ物のことです。豚肉を食べてはいけない、アルコールを飲んではいけない、というのはよく知られています。厳密に言うと、牛肉や羊肉にしてみても、イスラム教徒によって決められた処理法でないと許されず、その処理等が正しく行われた食物にだけ「ハラール認証」(ハラールマーク)が与えられます。食べ物の中にアルコールが含まれてもいけません。このハラール認証がついた食材のみイスラム教徒は買い求めます。

かたや年々、増え続ける訪日イスラム教徒観光客をどう受け入れるか、その対応が急速に求められています。2013年にASEAN諸国のビザが緩和されマレーシアやインドネシアからのイスラム教徒観光客が増えている状況ですし、2020年には東京オリンピックが開催され、ますます外国人対応が必要になり、なかでも先々世界総人口の4分の1を占めるといわれるイスラム教徒への対応が求められてきます。イスラムマーケットの新しいビジネスの波にのるチャンスとみられているのです。

そのため各種メディアに様々な形で取り上げられているのです。そこで注意しなくてはいけない点があります。日本でハラールマーケットを語るときに理解しておかなければいけないのは、ハラールには「イスラム諸国へ進出・輸出するために必要なハラール」と「日本へ来訪するイスラム教徒に対応したハラール」があることです。そのことが理解されずに、入り交じり報道されているので、混同された状況になっています。

本来、イスラム教徒の少ない日本では、厳密なハラール対応は難しい状況です。豚肉を使った調理道具で料理をしてはいけない、醤油は使ってはいけない(アルコールが入っている)、ハラール食材が手に入らない、などなど様々な壁があります。そこで日本独特の「ハラール認証」がうまれます。来日イスラム教徒にむけて、ある程度のラインを作り、それにかなった食材、食品を提供する、イスラム諸国では通用しない制度が生まれるのです。それは一種、日本のおもてなしに通じるところがあります。ムスリムフレンドリーという言葉もよくきくと思います。その認証をだす機関も、株式会社、NPO団体、宗教法人といった様々な形がうまれています。

本書では、「ハラール」についての基礎的知識から、国内市場で積極的にハラールや訪日イスラム教徒向けに取り組む飲食、宿泊、観光業者と、認証機関への取材を京都、東京にまたがり行い、国内市場におけるハラール対応の今を報告しています。