初陣物語

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  • A6判360ページ
  • 2015年12月02日発売
  • 本体価格 648円+税
  • ISBN 978-4-408-55268-2
    • 在庫あり
初陣物語

内容紹介

名将から名もなき武士まで。戦国合戦のリアルを描く!

その時、長宗我部元親は22歳だった。織田信長は14歳、徳川家康は17歳。
名だたる戦国武将から無名の兵士まで、「はじめての戦」の真実とは!?

「大浜焼き」(織田信長)
――尾張那古野の織田信秀の息子・三郎信長は狂人の振舞いが目に余っていた。父・信秀から御武者始め(初陣)を命じられた信長は、今川義元率いる駿河勢との戦いで、三河国矢作川の西岸、吉良大浜に兵を進めるが……。

「百足椀」(長宗我部元親)
――土佐国の豪族・長宗我部国親の唯一の悩みは嫡男・弥三郎(のちの元親)だった。性格が大人しく、渾名は「姫若子」と陰口を叩かれていた。「いまだ槍を突くことを知らない」と配下の者が仰天するような言葉を発した初陣の首尾は…?

「嫁取り功名」(蒲生氏郷)
――近江国は日野を支配する蒲生家は、織田信長に降伏の証として人質を出すことになった。信長の居城岐阜へと送られた嫡男の鶴千代(後の氏郷)は利発な子として評判であった。やがて信長の南伊勢侵攻で初陣を飾ることとなったが、二人の介添え役は犬猿の仲で……。

「三州寺部城」(徳川家康)
――今川家の配下に組みこまれた岡崎松平家。人質に取られていた竹千代(のちの徳川家康)は元服し元信と名乗った。やがて、今川義元に裏切り者を誅殺せよと命じられた家康は、三河国寺部城の鈴木氏への出陣を命じられる。そのとき、岡崎衆の侍の小平太と九助は出陣しようにも兜がなく……。


そのほか、「高麗討ち」(朝鮮出兵)、「還俗初陣」(下総国府台合戦)、「修羅の励み」(柳川城攻め)、「板垣信形の馬」(上田原合戦)、「初陣物語」(贄掃部)の9編を収めた傑作歴史小説集。