ビタースイートワルツ Bittersweet Waltz

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シリーズ
  • 四六判320ページ
  • 2014年07月10日発売
  • 本体価格 1500円+税
  • ISBN 978-4-408-53646-0
    • 品切重版未定
ビタースイートワルツ Bittersweet Waltz

内容紹介

珈琲の薫りと不可解な二つの事件に包まれた私の店。

2000年、北千住にある<弓島珈琲>。かつて、店主の私(弓島大)は恋人の死に関係する薬物がらみの事件に巻き込まれた。その時に私を救ってくれた恩人で、常連客でもある三栖警部が失踪する。情報源となったのは、三栖さんの部下である甲賀芙美だった。彼女のもとに届いた三栖さんからと思しきメールには、<ダイへ>とだけ記されている。このメッセージを手がかりに<弓島珈琲>を訪れた甲賀さんだが、三栖さんには上司に対する尊敬以上の複雑な想いを抱えているようだ。私と店の常連である純也は、早速捜索に乗り出す。

一方、私の過去の事件に否応なしに関わってしまった少女・あゆみもまた、女子大生に成長して<弓島珈琲>へ出入りしている。そのあゆみが、親友の梨香と連絡が取れなくなったと私たちに相談を持ちかけてきた。時を同じくして姿を消した三栖さんと、大学を休んでいるという梨香。一見、なんのリンクもなかったはずのふたつの事件を繋いでいるのは、暴力団・実業組の組長、松木の存在だった――またしても男たちの苦い過去が交錯する物語。珈琲、紫煙、ミートソースの薫りの先に真相があぶりだされていく。