
日本で唯一犯罪が許される場所
勝丸円覚著(カツマル エンカク)
四六判 176ページ
2025年08月28日発売
価格 1,980円(税込)
ISBN 978-4-408-65165-1
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大使館だけ、警察も手出しできない。
『VIVANT』監修者・元公安警察官が明かす、
スパイ、ヤクザ、密輸業者が集う“闇の社交界”の実態。
本書は、警視庁公安部の「大使館リエゾン(連絡係)」として勤務していた著者が、実体験に基づいて明かす、大使館という特殊な空間の“現実”を克明に綴った一冊です。外交特権に守られ、日本の法律が及ばない「治外法権」の空間で、どのような問題が起き、警察はどのように対応するのか。
カジノ運営や偽札密輸、薬物の取引、痴漢や盗撮など、大使館や外交官が関与する数々のスキャンダルを実録形式で紹介。外交の世界に潜む「犯罪が許されてしまう構造」を告発しつつ、警察官であるリエゾンの奮闘を描いたノンフィクションです。
現代日本の中に存在する“日本でない場所”――この本は、読者にとって「法律とは何か」「正義とは何か」を問い直すきっかけにもなります。