東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く 

  • 藤木TDC 著(フジキティーディーシー)
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シリーズ
  • A5判192ページ
  • 2016年06月17日発売
  • 本体価格 2400円+税
  • ISBN 978-4-408-11194-0
    • 在庫あり
東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く 

内容紹介

終戦後の混沌と活力の象徴「ヤミ市」。東京の巨大なターミナルの一画に、いまなおその歴史を受け継ぐ店や建物が残る地域がある。それは、焼け野原となった東京で人びとが生きるために活動した記録であり、次世代に受け継ぐべき記憶である。終戦後に作られた詳細な地図「火災保険特殊地図(火保図)」を豊富に掲載し、ヤミ市跡が現在どうなっているかを丹念にたどる。

目次

上野 青空市場の「ノガミの闇市」から巨大商店街の「アメ横」へ
浅草 敗戦いち早く伝統の露店が復活した浅草寺界隈
谷中 戦後から変わらない貴重な木造アーケードの横丁
神田 多層構造の高架橋によって生まれた神田ヤミ市跡の独自性
秋葉原 露天商たちが築いた秋葉原電気街
新橋 ヤミ市の発展形態のすべてが詰まった歓楽街の見本市
有楽町 戦後の有楽町を象徴した飲食店街「すし屋横丁」物語
銀座三原橋 三十間堀川埋立てをめぐる銀座の露店換地事情
池袋東口 繁華街の発展に影響を与えた東口ヤミ市の露店換地
池袋西口 六〇年代まで戦後が残った駅西口の連鎖商店街
板橋・大山 ヤミ市からの復興を物語る商店街と路地裏の横丁
赤羽 軍都赤羽の歴史とヤミ市「バネの迷路」の関係
十条 露店換地後の店舗の造作がそのまま残る商店街
新宿 焼け野原の東京で最初に出現した新宿のヤミ市マーケット
渋谷 駅周辺に数多のヤミ市が散在していた渋谷の光景
吉祥寺 再活性化を遂げ、観光資源となったハモニカ横丁
高田馬場 山手線と西武新宿線にはさまれた一画に残る名残
中野 新宿ヤミ市の大立者の影響下にあった
荻窪 ヤミ市の新たな道を示した荻窪最大のマーケット
三軒茶屋 若者たちが集う人気スポット、三角地帯の暗黒時代
五反田 戦後の露店がホテルの中の飲食店街に
錦糸町 歴史を今に伝えるダービー通りと花壇街
小岩 水の都を標榜した「小岩ベニスマーケット」
門前仲町・森下 江東区を代表するヤミ市由来の横丁と長屋酒場
大井町 ヤミ市マーケット時代の区画を残す貴重な飲食店街
蒲田・大森 大田区の商業の中心地にできた二大マーケット
横浜 野毛・桜木町から始まるヨコハマのヤミ市史
川崎市 高層ビルのふもとに点在する連鎖式店舗の残り香
蕨市 駅前の区画整理を推進させたヤミ市の大火
船橋市 「日本の上海」と呼ばれた戦後困窮期の食糧供給地