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久坂部羊 ( クサカベ ヨウ )

1955年大阪府生まれ。大阪大学医学部卒。外科医、麻酔科医、在外公館医務官として勤務。在宅医療ならびに後進医師への指導を続けながら、2003年『廃用身』でデビュー。その後の著作で、医師会、医療過誤、安楽死、医療行政、新型感染症などの問題に切り込んでいる。小説作品に『破裂』『無痛』『糾弾』『神の手』『第五番』『嗤う名医』『芥川症』など、評論書に『日本人の死に時』『医療幻想』などがある。14年、末期がん患者と医師の苦悩をえがいた『悪医』で第3回日本医療小説大賞を受賞。(2014年9月11日現在)