岩井三四二

1958年岐阜県生まれ。一橋大学経済学部卒。1996年『一所懸命』で第64回小説現代新人賞、1998年『簒奪者』で第5回歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、2004年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞を受賞。歴史時代小説の空白地になっている室町を舞台にした『銀閣建立』、『悪党の戦旗』、有力武将にふりまわされる人々を描く『あるじは信長』、『あるじは秀吉』、『あるじは家康』などの異色作を発表している。2008年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞、2014年『異国合戦』で本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞している。（2015年7月31日現在）