芥川賞作家・羽田圭介、約1年ぶりの最新作『5時過ぎランチ』刊行!

2018.04.20

5時過ぎランチ

2015年夏に『スクラップ・アンド・ビルド』で芥川賞を受賞して以来、作品のみならず、そのタレント性を如何なく発揮し、マルチな才能で活躍の場を広げている羽田圭介さんの、約1年ぶりの新作『5時過ぎランチ』がいよいよ刊行!
注目の新作のタイトルが「ランチ」って、もしかしてグルメ小説? いえいえ、お仕事小説です! とはいっても、さすが羽田さんならでは。こんな過酷なお仕事小説は読んだことがありません。商売相手はヤクザ、刑事、そして国家権力! ハードすぎる、けど、読むと不思議に元気もわいてくる一冊です。
また、本書刊行に合わせて、羽田さんが着用する書影入りのオリジナル学生服を製作しました。テレビ等ご出演番組でご披露いただく予定ですので、お見逃しなく!

5時過ぎランチ制服

ひと足先に作品をお読みいただいた書店員さんからのコメントが続々届いています!その一部をご紹介します。

書店員さんのコメント(一部抜粋)

「人間にとって仕事は薬にもなれば毒にもなる。自分を自分たらしめる活力の源でもあれば、見知らぬ誰かによって未知の世界へと導かれる道標にもなる。この物語には得体の知れないエネルギーがある。(中略)曲がりくねった人生を真っ直ぐに貫く意志が伝わる一冊だ。」
 ――三省堂書店営業企画室・内田剛さん

「自らを省みず、また他人からの見返りも期待せず、眼の前の「仕事」にうつつを抜かし、快楽に浸る者達への挽歌が物語に満ち溢れる。今回もやはり羽田圭介の作品は、露悪的な視線に射すくめられて、クセになることを思い知らされた。」
 ――大盛堂書店駅前店・山本亮さん

≫感想をもっと読む

販促用POPはコチラ

【内容紹介】

「グリーンゾーン」
茨城のガソリンスタンドに務める萌衣は、働き始めて三年半のベテランアルバイト。昼休憩も取れないくらいに休みなしの労働環境だが、ここでの仕事に責任感を持って臨んでいる。ある日、客としてやってきたヤクザの車のトランクにどす黒い血痕を見つけるが……

「内なる殺人者」
リョウジは休みもとれないほどのプロの殺し屋。小麦アレルギー持ちで、食事には気を付けて生活をしている。いつものように殺しの依頼を受けたが、殺害の一歩手前で逃したことから、逆に自らも命を狙われることに……

「誰が為の昼食」写真週刊誌の女性編集者として昼も夜もなく、ターゲットを追い続ける紀世美。ある外国人犯罪グループと警察との癒着を探っていた同僚が襲撃を受けた。引き継いで調査を進めていくと、意外な黒幕が……

【著者プロフィール】

羽田圭介(はだ・けいすけ)
1985年、東京都生まれ。明治大学卒業。2003年、『黒冷水』で第40回文藝賞を受賞し、17歳でデビュー。2015年、『スクラップ・アンド・ビルド』で第153回芥川賞を受賞。著書に『不思議の国のペニス』『走ル』『ミート・ザ・ビート』『御不浄バトル』『「ワタクシハ」』『隠し事』『メタモルフォシス』『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』『成功者K』などがある。

amazon 楽天ブックス 7ネットショッピング honto 

紀伊國屋書店 e-hon Honya Club

著者Twitter

公式サイト