黒川温泉殺人事件

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  • A6判352ページ
  • 2014年04月05日発売
  • 本体価格 639円+税
  • ISBN 978-4-408-55169-2
    • 在庫あり
黒川温泉殺人事件

内容紹介

かすかに甦る殺人の記憶…しかし、死体がない!

「その結婚に、なにか重大な支障が生じたんでしょうか」
「うん。ただし、結婚そのものに不都合が生じたわけではない。息子がね」
 戸部はうつむき、重苦しいため息を何度も洩らした。そして、ささやくような声で言った。
「人を殺したような気がする、というんだ」(本文より)

警視庁・志垣警部の知人、戸部光晴の息子・修太は三十歳のエリート社員。三週間後に上司・安養寺昇一の娘・果穂との結婚を控えていた。だが、二年前に大きな事故で頭部を負傷し、その後遺症からなのか、記憶が時折欠落することがある。息子の様子がおかしいと父親の光晴から相談を受けた志垣が修太に話を聞くと「九州の黒川温泉で女を殺した気がする」と衝撃の告白が! 記憶の場所に殺人の痕跡はなかったが、修太の笑顔を携帯の待ち受け写真にした女の死体が意外な場所で見つかった……。記憶障害に苦しむ男は犯人か、それとも無罪か!? 女性に人気ナンバーワンの温泉・黒川温泉を舞台に描く、警視庁温泉殺人課シリーズ File 26。