京のめぐりあい 水の都 京都

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シリーズ
  • A5判160ページ
  • 2014年09月04日発売
  • 本体価格 1500円+税
  • ISBN 978-4-408-42063-9
    • 品切重版未定
水の都 京都

内容紹介

暮らす旅で見つけた、京の水の物語。

ガイドブックを片手に、名所旧跡やグルメ処を駆け足でめぐる旅では、決して出会うことのできない京都があります。碁盤の目の通りに隠れた路地の奥には、京都ならではの手仕事の店や、坪庭のある町家カフェがひっそりとたたずんでいます。

京都に何度も足を運んだ方や、京都に住んでみたいと思うほどの京都好きのためにこの本は生まれました。暮らすようにゆっくりと旅することで、初めてめぐりあえる宝物を、暮らす旅舎はとりあげます。本書では、水をテーマにこの街の楽しみを紹介します。

【主な内容】
京都は、鴨川、桂川、宇治川と大きな川に囲まれ、さらに市内には白川や高瀬川、琵琶湖疏水が流れ、水辺が美しい景観をつくり出しています。また表に見えるだけでなく京都の地下深くには琵琶湖の水に匹敵するほどの豊かな水脈があり、町のあちこちから名水が湧き出ています。名水の近くには、源氏物語をリアルに体感できる博物館や、世界の骨董と出会える店があります。

日本三大祭のひとつ祇園祭は、山鉾巡行で知られていますが、実は市内を練り歩く勇壮な三基の神輿がその主役。平安時代の疫病祓いに由来するこの祭りで行われる鴨川を清める神輿洗に密着しました。

清水寺や下鴨神社など、世界遺産の多くの寺社には、水にまつわる伝説が残ります。まさに美味しい湧き水がその名前の由来なった醍醐寺や、3代の天皇の産湯に使われた水がいまも湧き出る三井寺を訪ねます。

友禅染、いけ花、茶の湯も清冽な水があったからこそ生まれ、意匠も生まれました。

明治時代につくられた琵琶湖疏水や、南禅寺周辺に生まれた別荘群は、いまも京都の文明開化の様子をいきいきと物語ります。

京都の美味しい料理を支える出汁をはじめ、酒、味噌、醤油、湯葉、豆腐や京野菜、全国一という珈琲消費量も「京の水」なしには語れません。出汁の深い味わいを実感できるうどん屋さんや、京野菜を堪能できる料理店も紹介。

賀茂川から鴨川へと名を変えるかも川の周辺や、疏水沿いの道、運河の街・伏見といった水辺の散歩も魅力的です。

水の都の旅の案内役として、現在NHKの日曜美術館の司会や、映画・ドラマで活躍中の俳優の井浦新さんが登場。京都国立博物館の文化大使を務め京都の歴史文化にも詳しく、写真家としても活躍中。祇園祭を撮影した作品も紹介します。