
内容紹介
「お宅はなに宗?」「うちは○○宗です」程度なら聞かれても答えることができよう。ではその宗の開祖は誰か、宗旨のポイントは何で、他の宗派とどこがどう違うかといった点まで踏み込まれたらどうだろうか。本書は、日本に入ってきて1500年、身近な存在であるはずの仏教について、その常識をわかり易く、雑学的な面白さとともに解説するもの。すなわち、そもそも仏教とは何を教えるのかから始まり、各宗の宗旨のポイント、また開祖や名僧、高僧たちの思想と足跡、伝来以降の重大事件史などを盛り込み、巻末に、いざというとき慌てないための法事の段取りまで提示している。日本の伝統文化を歴史的に理解しつつ、実用的な知識も身につく事典である。