生きるための法医学私へ届いた死者からの聲

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  • 新書判192ページ
  • 2020年11月02日発売
  • 本体価格 980円+税
  • ISBN 978-4-408-33951-1
    • 在庫あり
生きるための法医学

内容紹介

大ヒットTVドラマの原点!
漫画『監察医朝顔』監修者、初の著書!

「監察医朝顔2」
フジテレビ系にて11月2日スタート
毎週月曜夜9時放送!


人気漫画「監察医朝顔」の監修者であり、杏林大学医学部名誉教授である著者の初の著書。「法医学者」の仕事の裏側だけでなく、重大事件や大規模災害、感染症、子ども虐待など、1万体以上を検死し5000体以上を解剖してきた経験と、ご遺体から届いたメッセージを、今を生きる人々へ伝える。

長年取り組んでいる児童虐待の防止、感染症対策で注目されるエンバーミング(死体衛生保全)など、現代社会の課題解決につながる知見も紹介する。

目次

序章 ようこそ法医学教室へ

第一章 検死・解剖でわかった真実
(火葬が24時間後なのはなぜ?/死亡推定時刻を見極める3つのポイント/死後経過時間をずらすトリック/“におい”に気づき司法解剖へ/「検視」と「検死」/無理心中が一転、殺人事件/解剖前の儀式と手順/葬儀直前、棺に入った状態で検死/単なる偶然か。それとも完全犯罪か/「バイトマーク」から犯人逮捕/人間はなぜ死臭を発生するのか?/「法医昆虫学」死臭を察知する虫の特性)

第二章 世間を震撼させた重大事件
(トリカブト保険金殺人事件/東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件/坂本堤弁護士一家殺害事件/東村山警察署旭が丘派出所警察官殺害事件/井の頭公園バラバラ殺人事件/新宿歌舞伎町ビル火災)

第三章 悲嘆のケア ご遺族と向き合う
(父が家族に残した最期のメッセージ/「心不全」は死因ではない!?/山本五十六海軍大将「空白の1日」/悲嘆のケアにつながる「聞き役」)

第四章 身近に潜む命の危険
(昔は常識、今は非常識/脳梗塞は3時間以内が肝/ヒートショックにつながる危険な組み合わせ/死亡事故増加が危惧される乗り物/睡眠時無呼吸症候群は「突然死」の怖れあり/魚や貝が凶器に!?)

第五章 大規模災害における法医学
(「阪神・淡路大震災」最期に立ち会った者の願い/「東日本大震災」歯科所見による身元確認/心に寄り添ってこその「トリアージ」/異常気象により白骨が?)

第六章 感染症と向き合う法医学
(恐怖!「人食いバクテリア」/一類感染症に対する解剖/致死率100%「狂犬病危険キャリア動物」/「医療崩壊」の先にある「葬儀崩壊」/熱型から「腸チフス」の疑い)

第七章 3つの役割を果たすエンバーミング
(エンバーミングが持つ3つの役割/古代エジプト文明のミイラが起源/「整える」による最期のお別れ/東京五輪開催に備えた「最期のおもてなし」/娘を導いてくれたダライ・ラマ法王の言葉)

第八章 子ども虐待と臨床法医学
(法医学者が子ども虐待に取り組む理由/25年間、検視官に伝え続けてきたこと/子ども虐待の“SOSサイン”/世界に学ぶ「見守りシステム」/未来を救う「こうのとりのゆりかご」)