「バドミントン ダブルス必勝テクニック」書影

バドミントン ダブルス必勝テクニック

藤井瑞希監修 ( フジイ ミズキ )

垣岩令佳監修 ( カキイワ レイカ )

A5判 178ページ

2020年01月17日発売

価格 1,870円(税込)

ISBN 978-4-408-33882-8

在庫あり

ロンドン五輪銀メダルペアが贈る
バドミントンダブルス上達法!

ダブルスにとって最も大切なのは、コミュニケーションです。私たち2人はよく喧嘩もしました。だけど、どんな時でも会話を欠かすことはありませんでした。
 そして、目標だったロンドンオリンピックに出場し、銀メダルを獲得することができました。家族をはじめそれまで支えてくれた人たちにも喜んでもらい、幸せなバドミントン人生を送ることができました。
 この本を通して、少しでもバドミントンの魅力が伝われば、と思っています。
 そして、これからバドミントンを始める人、もっと上手くなりたいと思っている人の一助になれば、それに勝る幸せはありません。
 大切なのは、バドミントンを通して何を学ぶか。ぜひ皆さんも、パートナーと一緒に正解を探し続け、目標にたどり着けるようにがんばってください。

世界と戦った
“フジカキスタイル”を初公開!


 この本では、ベースとなる技術を磨き上げる上で私たちが大切にしてきたことを詳しく紹介しています。そして、私たちが築いてきた前衛、後衛ポジションが入れ替わるローテーションの戦術についても解説しています。
 高いレベルを目指す選手たちには、片方のポジションだけではなく、両方のポジションができる機動力のある選手になってほしいと思います。また、ダブルスの選手だけでなく、シングルスの選手にとっても、レベルアップのヒントが散りばめられていることでしょう。
 そして、私たちが歩んできた道のりにも触れ、どんな心の葛藤があったかについても言及しています。
「スランプに陥ってバドミントンをやめたくなった」
「パートナーの気持ちがよくわからない」
「試合の時はどうしても緊張してしまう」
 こんなことを感じたことがある人はいないでしょうか。メンタルを強くする上で、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

攻守のショットの基本から
メンタルコントロール法まで。
ダブルス上達のヒント満載!


 バドミントンを通して子どもたちと触れ合う機会も増えてきました。たくさんの人と接していて、こんな質問を受けることが多くなってきました。
「どうやったら、バドミントンがうまくなりますか?」
 大半が、バドミントンを始めたばかりの子ども。そして、その親御さん。もちろん、大学生や社会人からも同じようなことを聞かれます。
 だけど、正直に言って、急にバドミントンが上達するような魔法の練習はありません。
小さな、小さな練習の積み重ねです。
 私たちも何か特別な練習をしたからオリンピックに出られたわけではありません。特に中学生の時は専門のコーチがおらず、ランニングやネット練習など少人数でできる練習ばかりやってきました。基本的なことを何度も繰り返してきたのです。
 大事なのは、コーチに与えられた練習をしっかりやること。そうすれば、必ず強くなります。

<コンテンツ>
第1章 フジカキ物語
第2章 攻撃のショット
第3章 守備のショット
第4章 フォーメーション&戦術
第5章 ゲームの進め方
第6章 練習方法
第7章 体幹トレーニング
第8章 メンタル調整法
第9章 コートと用具

監修者
藤井瑞希(ふじい・みずき)、垣岩令佳(かきいわ・れいか)
藤井は熊本県出身、垣岩は滋賀県出身。年齢が1歳差の2人は、バドミントンの強豪・青森山田高校で出会う。ともにシングルスプレーヤーだったが、藤井が高校3年、垣岩が1年のとき、はじめてダブルスでペアを組み、全国優勝をはたした(2006年)。高校卒業後は同じ社会人チームに所属。2012年ロンドンオリンピックでは、バドミントン競技では日本人として初の決勝進出をはたし、銀メダルを獲得。その後一度はペアを解消したが、2017年2月に再結成。東京オリンピックを目指したが、フジカキとしては2018年11月に最後の試合を迎え、2019年2月に藤井、垣岩ともに現役を引退した。現在、藤井は講習会で全国を飛び回り、テレビ解説などでも活躍。垣岩は再春館製薬所バドミントンチームのコーチに就任し、日々指導にあたっている。

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