漱石の孫

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シリーズ
  • 四六判上製280ページ
  • 2003年04月18日発売
  • 本体価格 1700円+税
  • ISBN 978-4-408-32171-4
    • 品切重版未定
漱石の孫

内容紹介

マンガコラムニストとして活躍中の著者は、偉大な文豪・夏目漱石の直系の孫である。
漱石が文部省の派遣留学生として2年余りを暮らしたロンドンの体験は、漱石の精神を病ませ、彼に作家の道を歩ませることになったのだが、夏目家には深い傷を残した。「鬼門」のような場所として、夏目家に敬遠されてきたロンドンに、漱石滞英からちょうど百年ぶりに、著者が意を決して訪ねる。漱石が孤独な文学研究に没頭した下宿部屋に足を踏み入れた途端、著者は予想もしなかった感動におそわれる。英国と日本、近代と現代、文学とマンガ…交錯する思いの中で振り返る、夏目家三代の歴史。「漱石の孫」といわれることの重圧に苦しみながら、マンガ評論の基礎を独力つくりあげた著者は、ようやく偉大な祖父と向き合う決心をした。「漱石の孫」に生まれついた自分の責任とは何か……? 夏目家三代の生きざまから近現代史を読み解いた、著者渾身の一冊。写真、図版、資料も多数収録。