尖閣一触即発中国の圧力を跳ね返すことが出来るのか

タグ
シリーズ
  • 四六判変型224ページ
  • 2013年04月20日発売
  • 本体価格 1200円+税
  • ISBN 978-4-408-10959-6
    • 品切重版未定
尖閣一触即発

内容紹介

尖閣諸島を「争いの海」から「平和の海」へ

中国による尖閣諸島の侵略計画は着々と進行しています。中国の公船による領海侵入は常態化し、人民解放軍による日本の自衛隊に対する挑発はエスカレートするばかりです。本書では、なぜそこまでして中国は尖閣諸島の侵略にこだわるのか、本当の理由はどこにあるのか。また将来、本当に日本と中国の軍事衝突があるのか、衝突が現実となった場合は、どうなるのか。そして日本はどのように対処すべきなのかなどを、海洋政策と軍事の2人の専門家が、今の尖閣諸島の情勢を分析を交えて執筆、対談しました。

中国国内は混迷の度を深めています。この難局を乗り切る唯一の方法が、国民の関心を海外に向けることで、尖閣諸島はその格好のターゲットとなります。ですから、中国国家主席の習近平は尖閣諸島の侵略を諦めません。長期戦略の一環として、必ず尖閣諸島を中国のものにする腹積もりです。かつて、石原都知事の尖閣諸島買収発言で、中国が尖閣諸島の略奪に動いたということを、日本のマスコミは報じましたが、その見方は的外れと両氏は主張。そもそも鄧小平の尖閣諸島「棚上げ論」を最初に破ったのは中国側であり、用意周到に略奪の準備を進めてきたと。しかも中国にとって尖閣諸島は対米戦略上、重要なポイントになっているとも指摘。日本政府はこれまでのような「大人の対応」、「事なかれ主義」の外交姿勢では多くのものを失うと警鐘を鳴らし、日本も中長期の視点に立った海洋戦略、防衛戦略を実行すべきと訴えています。

ただ、現在の中国軍と日米軍の実力では、明らかに日米軍が有利だと軍事ジャーナリストの井上和彦氏は分析。このことを知っている中国は尖閣諸島に上陸させる場合、兵士ではなく漁師になりすました武装民兵を使うと推測しています。これは日米同盟や自衛隊の動きを封じ込めることを目的にしており、したたかな中国の略奪戦略を暴きました。尖閣略奪作戦の次のステップは上陸で、その時期は今秋以降に迫っており、今からこうした事態を想定して日本は対処法を具体的に検討することが大切と述べています。日本が全力を挙げて尖閣諸島を守らなければ、日本人の生活そのものに悪影響を及ぼすことになると指摘。日本は武力による抑止力に加えて、尖閣諸島の「世界自然遺産」登録によって中国が勝手に武力介入出来ないようにすることも重要な対策と海洋政策の第一人者・山田吉彦氏は主張しています。日本はどうすべきなのか、専門家2人が解き明かします。