武士道と修養折れぬ心を欲する者へ

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シリーズ
  • 四六判上製208ページ
  • 2012年08月30日発売
  • 本体価格 1500円+税
  • ISBN 978-4-408-10944-2
    • 品切
武士道と修養

内容紹介

100年を経て、今なお光り輝く、新渡戸哲学の決定版。
日本人の原点がここにある――

新渡戸稲造博士、生誕150周年 記念発刊!

本書は、本年2012年9月に生誕150年を迎える新渡戸稲造博士の大ベストセラー『武士道』『修養』から、「克己」をテーマとして項目を精選、現代仮名遣いを用いた平易な日本語にして再編集、新たに編んだものです。明治・大正・昭和の時代、国の復興・発展に尽力した“真の国際人”新渡戸博士の教えは、多くの人々に大きな感化を与え、今もまったく色あせることはありません。ページを繰るたびに名言に巡り合える、深い示唆を与えてくれる1冊です。
元検事総長・前東京女子大学理事長 原田明夫氏による「発刊に寄せて」を収録。

「もっとも進歩的思想を持った日本人でも、その皮膚を一つ剥けば、
  たちまち一人の武士の姿をあらわすであろう」
「戦場でよい敵となるにふさわしい者は、平時において親友とする値のある者である」
「日本の武士道というものは、それを象徴する桜と同じく、我が国に固有の花である」
「困難はいつか快楽に到達する順序であると思うのだ。
  そうすれば困難に遭遇しても落胆することなく、かえって愉快になり勇気が湧く」
「勇気の修養には進むほうの勇ばかりでなく、退いて守るほうの勇も養うように心がけなければならない。
  両者がそろって本当の勇気ができるのである」……(すべて本文より)

目次

【修養篇】
第一章 折れぬ心を欲する者へ(『修養』第五章「勇気の修養」より)
臆病な僕でも勇気を持つことができた
不遇の祖父、罰を受けた父が教えてくれたもの ほか

第二章 敵を見極め、己に克つ(『修養』第六章「克己の工夫」より)
「克つ」と「勝つ」は異なる概念
人の持つ「色気」が一番の問題 ほか

第三章 天を楽しみ地を楽しんで、世を渡る(『修養』第十三章「道」より)
緩やかな傾斜を大勢で登ることも貴い
「給料に見合う仕事しかしない」ことの愚 ほか

【武士道篇】
序文 僕が『武士道』執筆に至った動機(『武士道』「原序」より)

第一章 武士道とは何であるのか(『武士道』第一章「武士道の倫理系」より)
桜と同じ我が国固有の花
武士たちの心に刻まれた確たる行動規範 ほか

第二章 武士道の源にあるもの(『武士道』第二章「武士道の淵源」より)
仏教の影響―生に執着しない気概
神道の影響―忠誠心と愛国心 ほか

第三章 正義―もっとも厳しく、率直で男らしい徳(『武士道』第三章「正義」より)
武士道の中で一番厳しい掟
義理とは鞭を持った厳格な教師 ほか

第四章 勇気―勇敢で冷静沈着な心(『武士道』第四章「勇気」より)
真の勇気とは「死ぬべきときにのみ死ぬこと」
勇気を極めれば仁になる ほか

第五章 仁―君主たる者が持つべき資質(『武士道』第五章「仁」より)
王たる者が備える徳
武士が詩歌や音楽をたしなむ理由 ほか

第六章 礼―人に対する同情の優美な表れ(『武士道』第六章「礼儀」より)
相手の感情を思いやる心の表れ
贈る品物を尊ぶアメリカ人、贈る気持ちを尊ぶ日本人 ほか

第七章 誠―地位の高い者の徳(『武士道』第七章「至誠」より)
何よりも重かった「武士の一言」
遠く離れたところにある武士道と商業道 ほか

第八章 名誉―恥を知り、試練に耐える(『武士道』第八章「名誉」より)
「恥を知れ」が最大の戒めである理由
寛容と忍耐が武士の行き過ぎを抑制した ほか

第九章 忠節―命をかけて守るべきもの(『武士道』第九章「忠節」より)
すべての行為の根底に「忠」がある
忠心とへつらいはまったくの別物 ほか

第十章 現在に活かす武士道―不死鳥のように蘇る(『武士道』第十七章「武士道の将来」より)
すべての日本人が武士の魂を内包している
武士道の教えは永遠に続く ほか