月刊J-novel2010年11月号

実業之日本社　 （ ジツギョウノニホンシャ ）

生まれたての物語をあなたに

今号のジェイ・ノベルは、10月５日に創刊された「実業之日本社文庫」特集第２弾！
11月５日に発売されるラインナップの解説立ち読み、エッセイ等々盛りだくさんでお届けします。赤川次郎氏『毛並みのいい花嫁』は山前譲氏の解説、東郷隆氏『狙うて候(上)(下)』は東郷氏自身によるエッセイ、西村京太郎氏『十津川警部　鳴門の愛と死』は郷原宏氏の解説、深谷忠記氏『偽証』は、長谷部史親氏のエッセイ、吉村達也氏『鳥取砂丘の青い風』は吉村氏自身によるエッセイ、寄藤文平氏、藤田紘一郎氏『ウンココロ』は著者両氏によるエッセイを掲載しています。

今号注目の短編は、田中啓文氏の爆笑連作短編「こなもん屋馬子　たこ焼きのジュン」、千早茜氏の幻想的な連作短編「白い破片」、学校崩壊がテーマの青春小説「ガレキの下の青春　中川教諭の場合」。好評連載は、赤川次郎氏の短期集中連載「許されざる花嫁」がいよいよ最終回を迎えます。小手鞠るい氏の切ない物語「あなたにつながる記憶のすべて」、江上剛氏の企業小説「スクラム！」、東山彰良氏のサスペンス小説「ファミリー・レストラン」、二階堂黎人氏の本格推理小説「東尋坊マジック」、葉室麟氏の平安戦記エンターテイメント「刀伊入寇」、香納諒一氏の社会派サスペンス「レミングの荒野」、今野敏氏の任侠シリーズ「任侠病院」、小路幸也氏の青春小説「coffee blues」、中村彰彦氏の歴史小説「真田三代風雲録」、宮木あや子の爆笑乙女ノベル「学園大奥」も好調です。

「私のたからもの」は、湊かなえ氏が登場です。連載エッセイの北杜夫氏「マンボウ夢草紙」、佐藤和歌子氏の「駅をめぐる風」、出久根達郎氏の「今月号の旧刊誌」、津村記久子氏の「枕元の本棚」も快調です。新鋭作家が登場するエッセイ「オン・ステージ」(彩瀬まる、窪美澄両氏)、書評ページJ’s Book Bar(三橋曉、藤田香織、香山二三郎、紀伊國屋書店新宿南店鈴木郁美各氏)など読み応えたっぷりです。