「月刊J-novel2014年7月号」書影

月刊J-novel2014年7月号

実業之日本社 ( ジツギョウノニホンシャ )

A5判

2014年06月13日発売

価格 560円(税込)

雑誌コード 05103-0700-14

在庫なし

挑戦する文芸誌

ジェイ・ノベルは今号より表紙と誌面レイアウトをリニューアル! エディトリアル・デザインを担当するのは『虐殺器官』『これからの「正義」の話をしよう』をはじめ、タイポグラフィが印象的な装丁を数多く手がける気鋭デザイナー水戸部功氏です。

特集では、リニューアル記念として人気&気鋭の作家陣に「新装開店」をテーマに短編小説をご執筆いただきました。乾くるみ氏「三つの涙」、小田雅久仁氏「売れ残った男」、小路幸也氏「黒木クリーニング店」、葉真中顕氏「カレーの女神様」、堀内公太郎氏「福丸なんでも相談屋――相談屋、はじめました――」の5本。どうぞお楽しみください!

小社より発売中の『刀伊入寇 藤原隆家の闘い』が好調の葉室麟氏による傑作時代小説「草雲雀」が連載開始! 伸びやかな筆致で紡がれる栗屋清吾の生きざまをご堪能ください。また、『星々たち』の刊行を記念して、著者の桜木紫乃氏と評論家・川本三郎氏の対談を掲載。二人が語る北の大地、執筆背景など、読み応えたっぷりにお届けします。

充実の連載小説は、五十嵐貴久氏の長編ラブコメディー「学園天国」、熊谷達也氏の青春小説「ティーンズ・エッジ・ロックンロール」、鯨統一郎氏の歴女学者探偵・千姫幻想殺人紀行「大阪城殺人紀行」、今野敏氏の警察小説「マル暴甘糟」、中山七理氏の悪女一代記「嗤う淑女」、西村京太郎氏の長編トラベルミステリー「八月十四日夜の殺人」、深町秋生氏の警察小説「死は望むところ」、いずれも好調です! 強力シリーズは青柳碧人氏の幾何学むかしばなし「彩菊と赤い亡霊」、江上剛氏の企業小説「ゆるキャラ」、真梨幸子氏の同窓会イヤミス「矢板雪乃の初恋」、睦月影郎氏の官能シリーズ「二人がかり」いずれも必読の展開です。

連載エッセイは伊東潤氏「敗者烈伝」、津村記久子氏の「枕元の本棚」に加え、小説誌「紡」から三浦しをん氏「ぐるぐる博物館」がお引っ越し。今号では静岡県富士宮市の奇石博物館の熱気をお伝えします。

誌面リニューアルにともないエッセイコーナーも新設しました。年齢をめぐるリレーエッセイ「AgeX」第1回は大沢在昌氏、物語にまつわる“はじめて”をつづる「はじめての<物語>」第1回は和田竜氏、自由なテーマでベスト3を語る「わたしの○○ベスト3」は安藤祐介氏、ふるさとへの思いを綴る「ホーム home」は岩城けい氏が登場。気鋭の作家によるエッセイ「オン・ステージ」には森晶麿氏が登場です。書評ページJ’s Book Barは執筆陣が一新。池上冬樹、友清哲、縄田一男、大矢博子、三省堂書店有楽町店新井見枝香各氏によるブックレビューは要チェックです。