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火坂雅志 ( ヒサカ マサシ )

1956~2015年。新潟県生まれ。早稲田大学在学中は早稲田大学歴史文学ロマンの会に所属、歴史文学に親しむ。1988年に伝奇小説『花月秘拳行』でデビュー。1999年刊行の『全宗』からは、最新の研究を踏まえた重厚な歴史小説を発表するようになり、『覇商の門』や『黒衣の宰相』など、従来とは異なる角度から戦国を捉える作品で注目を集める。直江兼続を描き、2009年大河ドラマの原作に選ばれた『天地人』で、第13回中山義秀文学賞を受賞。その後は、地方で活躍する武将に注目するようになり、伊達政宗を描く『臥竜の天』や『真田三代』を発表。2015年に急逝、『天下家康伝』が遺作となった。