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  【障がい者のための】被災後3日間を耐え抜く防災方法⑤

【障がい者のための】被災後3日間を耐え抜く防災方法⑤

新型コロナウイルスの流行で、災害時の対応に注意すべき点が増えました。補助器具(車いす、杖など)を使って自力移動ができる肢体不自由者の場合の防災方法を特集したこの企画、最終回の第5回目は「新型コロナウイルス影響下での避難生活の注意点」を紹介します。 ※アイキャッチ画像/piyo_piyoさんによる写真ACからの写真 新型コロナウイルス影響下での避難生活の注意点 新型コロナウイルスの感染の恐れのある現在の状況ではは、避難時でも、しっかりとした感染対策が重要。避難場所は、3密(密閉・密集・密接)の状況になりやすいので、特に注意が必要だ。 コロナ時代の避難は、どういうところに注意すればいいのか、「新型コロナウイルス避難生活お役立ちサポートブック」をつくった認定NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事の栗田暢之氏に聞いてみた。 「コロナ禍での避難は、密を避けるために指定された避難所に限らない分散避難が言われています。特に障がい者は危険が迫ってからの移動が困難なので、自分がどこに避難するのか、事前に決めておくことは重要です。そのためには、まず自宅がハザードマップのどこにあるのか確認しましょう。自宅が安全な場所にあるなら移動しないのがいちばん。浸水被害が想定される地域でも、マンションの上層階なら避難しないほうがいい。ただし、備蓄を十分しておくのが条件です。 もうひとつは、普段から交流のある知人、友人、親戚宅。障がいのことを理解してくれている人がいたほうが安心。また、自宅近くのビジネスホテルという選択肢もあり、いざというときにはホテルのスタッフが対応してくれるので安心です。 このように、いちばん心地よい避難場所はどこなのか、事前に考えておくことは重要です」 いずれにせよ、自分に必要なものはしっかり用意して、非常時に対応できるようにしたい。   知っておくべき5つのポイント ※内閣府(防災担当)発表 1 避難とは「難」を「避」けること。安全な場所にいる人まで避難場所に行く必要はない 2 避難先は、小中学校・公民館だけではない。安全な親戚・知人宅に避難することも考えてみる  3 マスク・消毒液・体温計が不足している。できるだけ自ら携行しよう 4 市町村が指定する避難場所、避難所が変更・増設されている可能性がある。災害時には市町村ホームページ等で確認する 5 豪雨時の屋外の移動は車も含め危険。やむを得ず車中泊をする場合は、浸水しないよう周囲の状況等を十分確認する     取材・文/辻野聡 協力/岡野善記(車いすインストラクター)、神奈川リハビリテーション病院 参考資料/新型コロナウイルス避難生活お役立ちサポートブック(認定NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク、避難生活改善に関する専門委員会)


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