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  聴覚障がいの子どもたちが、陸上を教えてもらった!

聴覚障がいの子どもたちが、陸上を教えてもらった!

手話で速く走るコツを教えてもらえる!「YAMADAデフ陸上教室」開催 山田昇記念財団(山田昇氏はヤマダ電機の創業者)は、「未来へつなぐプロジェクト」として、子どもたちの健全な育成、交通事故防止活動、寄付・支援助成事業の3つを軸に活動する公益財団法人です。その事業のひとつとして昨年から行われている「手話で教えるデフ陸上教室」が、今年も全国3会場で開催されました。 この陸上教室は、聴覚障がいの子どもを対象に、手話によって走る楽しさや速く走るコツなどを教える催し。メイン講師はヤマダ電機陸上競技部に所属する札塲大輝(ふだばひろき)選手。110mハードルで日本選手権4位の実績をもつ現役トップアスリートです。 手話でレッスンする札塲選手 デフリンピック日本代表の門脇選手(左)、田井選手(右)が講師として参加した 12月7日に行われた高崎会場には、聴覚障害の小学生と、会場となった新町中学校の陸上部メンバーが参加。ウォーミングアップから始まった教室は、走る際の姿勢や手足の使い方のレッスン、札塲選手のデモンストレーション、2チームに分かれてのリレー競争などが、ゲーム感覚の要素を盛り込んで楽しく行われました。 速く走るコツを教えてもらい、参加者は大満足   札塲選手のデモンストレーション。「はえ~~~~~!!!」の大歓声 最後はリレー競争でレッスンの成果を競い合った グラウンドでの講習後は場所を室内に移し、デフリンピック(聴覚障がい者のオリンピック)陸上日本代表の田井小百合(たいさゆり)選手、門脇翠(かどわきみどり)選手が、自らの体験を交えてデフリンピックの紹介や、聴覚障がいとスポーツについてレクチャーしました。 札塲選手は両親が聴覚障がい者で、幼いころから手話に触れてきたそうです。聴覚障がいの子どもたちにとっては現役選手に陸上を習うまたとない機会になり、また健常の中学生たちには陸上だけでなく手話も学べる貴重な場となりました。 田井選手、門脇選手のデフリンピックの話にみな熱心に耳を傾ける 本物のメダルに触れるまたとない機会。大きくて、重い   取材・文・写真/編集部    


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