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  『ParaFes 2019 ~UNLOCK YOURSELF~』が開催!

『ParaFes 2019 ~UNLOCK YOURSELF~』が開催!

2020に向けてパラスポーツを盛り上げる大イベント!   東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京2020パラリンピック競技大会会場)で、日本財団パラリンピックサポートセンター主催のライブエンターテインメントイベント『ParaFes 2019~UNLOCK YOURSELF~」が行われた。 2017年からパラサポのスペシャルサポーターを努める稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾を中心に東京2020パラリンピック競技大会での活躍が期待されるパラアスリートたち、ダンサー、ミュージシャンなどアーティストたちが共演、新感覚のライブエンターテインメントとなった。 オープニングから、今回のテーマ「UNLOCK YOURSELF 自分自身を解き放て」の通り、健常者パフォーマーと、障がい者ダンサー、DJとのコラボと迫力ある音楽とダンスで大盛り上がり!   [新しい地図]の三人の登場でさらに会場に歓声が沸き上がる。 「パラフェスへようこそ」(香取慎吾) 「パラフェス2019、今年のテーマは応援です!」(稲垣吾郎) 「選手の皆さんに大きなエール(拍手)を送りましょう」(草彅剛)と力強く呼びかけ6400人の観客を盛り上げた。 イベントでは、パラスポーツのデモストレーションとして、アーチェリーでは上山友裕選手、岡崎愛子選手が登場。アーチェリーの観戦のポイントなどの説明の後、特別ルール(20m先の的に30秒間で1本ずつ交互に矢を放つ)対決として実演が始まった。かっこ良く矢を射ぬく様子に稲垣吾郎も「僕の心が射抜かれました」と感想を述べた。   続いて、草彅剛がナビゲーターの5人制サッカーでは、川村怜選手と、寺西一選手が登場し、ドリブル、PKを実演。草彅剛は、ボールを見失ってしまわないよう足からボールを離さないように運ぶ方法でドリブル、PK体験も決め「奇跡ですね!」と大喜びだった。「静と動が一体となったゲームで頭の中でイメージするのが大切だと知った」と語った。   香取慎吾は、大堂秀樹選手と山本恵理選手によるパワーリフティングのデモストレーションをナビゲート。日本初の女子パワーリフティングのパラリンピック代表を目指す山本選手は、「自身の力もですが会場からの応援が力になります」とパワーリフティングの応援の方法をレクチャーした。山本選手は56キロと60キロ、大堂選手は165キロと180キロと試技を2回ずつ行い、沸き上がる応援の歓声にいかに応援の力がパワーになるかと実感した様子を語った。   ParaFes UNLOCK LIVEでは、全盲ピアノシンガーわたなべちひろの演奏の際、来場者は全員に配布されたアイマスクで視覚を遮り、聴覚だけを澄まして演奏を鑑賞する体験も。視覚を遮断された状態で響き渡るピアノとイマジンの歌が、会場と観客の心に響き渡った。 わたなべちひろと両腕がないギタリスト兼ピアニストジョナタ・バストス、全盲のドラマー酒井響希との熱いセッションに続き、Little Glee Monsterも加わり「ECHO」「This is Me」を披露した。SPECIAL LIVE はウルフルズが登場。トータス松本の豪快な歌声に会場もさらに盛り上がりをみせた。   MCの中でトータス松本は「来年、東京オリンピック、パラリンピックを僕らも盛り上げていきます!一緒に盛り上げていきましょう!」とコメント。終始、会場では手話パフォーマーが会話、歌詞など全てを手話通訳しているのをみて、「自分たちの歌が、手話で見れるって初体験です。手話で歌詞を見られるのも楽しいですね!」と感激の様子を語った。 フィナーレでは、出演者全員が登場し、[新しい地図]の3人(稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾)がパラスポーツ応援ソング「雨あがりのステップ」を披露。最後に香取が「2020年のパラリンピックに向けて盛り上がっていきましょう! 今日の感想を一人でも多くの人に伝えてほしい、東京パラリンピックの成功が2020年以降、日本が新しく変われるチャンスです。声援がどれほど必要か、これからもパラスポーツに声援をお願いします」と締めくくると会場一体となり大きな拍手が湧き起こった。   イベント後の囲み取材で、パラサポのスペシャルサポーターの3人が、パラスポーツのサポーターぶりが定着してきたことを問われると、「僕らがサポーターとして定着するよりも、みなさんの生活の中にパラスポーツがもっと定着してほしいと思っています。一人でも多くの人にパラスポーツの魅力を知ってもらいたい。一文字でも、一秒でも多くみなさんにパラリンピックの魅力を伝えてください」と報道陣に熱く語った。 また、パラアスリートの6人も囲み取材に参加。5人制サッカーの川村選手からは、 「影響力のある方々とパラリンピックの競技の魅力を伝えられてよかったです。ブラインドサッカーは凄くコミュニケーションが大切、メッセージ性の強い競技なので試合を見ていていただいて何か感じてもらえてことがあると思うので、もっともっと集中して多くの方に見ていただきたいなと思います」 寺西選手は「競技を体験してもらう事で相手を思う気持ちだったり、見えなくてもできたという障がいに対してのハードルが下がってほしいと思うし、それが次に障がいがある人と出会ったときに壁を感じるのではなくフラットに接する事ができようになる、そのきっかけになるのが僕らの競技(ブランドサッカー)で伝えられたら嬉しいと思います」 山本選手「パワーリフティングは障がいの有無にかかわらず、みんなができる競技ということを知ってほしい、実際に体験などで知って触れてもらう事が第一歩だと思っているので今日(パラスポーツパークで)知ってくれた子どもたちに周りに広めてほしいなと思います」 岡崎選手「パラスポーツパークの盛り上がりにびっくりしました。だんだん浸透して来ているんだと嬉しくなりました」 上山選手「子どもの発信力は凄いと思うのでパラアーチェリーだけでなくアーチェリー全体がひろまってきたらいいと思いますし、そこに自分の名前があれば本当に嬉しいのでがんばります」 テーマである「応援」については「応援が何よりも力になるのでもっともっと、がんばらなければいけないと思いました。スポーツにとって不可欠な応援ですが、今日の観客のみなさんの応援がそれを力強く感じました。」 「応援は力になり、寄り添うもの」 と全選手からパラリンピックに向けて力強い意気込みを感じた。 パラリンピックであと283日となったこの日、それぞれの力強いメッセージでパラリンピックに向ける想いを語った。   写真提供:日本財団パラリンピックサポートセンター text:Chie Mochiduki


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