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  「パラキャンプ」でノーマライゼーション!

「パラキャンプ」でノーマライゼーション!

2019年8月3日、障がい者向けのアウトドアイベント「パラキャンプ」がついに開催!障がいの有無に関わらず、人気が高まっているキャンプを楽しもうという本誌によるイベントには、約40名が集まった。 今回は、群馬県の「赤城自然園」にて開催された。朝10時の開会式を終えると、参加者はそのまま列となって園内散策をスタート。暑くて大変な道だったけど、途中で立ち寄った昆虫館や、まわりの草花にみんな興味津々。笑顔で良い汗をかいて、森の中の自然を満喫した! 散策を終えると、ちょうど小腹が空いてきたころ。タープを設置して、みんなでBBQを楽しんだ。最高の陽射しのなかでのアウトドア体験には、やっぱりBBQがよく似合う。炭火で焼いた野菜や肉をほおばりながら、「暑いけど楽しい!」なんて感想も。 食べたあとは、運動したくなるもの。そばの草原にブルーシートを敷き、即席ボッチャ体験会も開催した。ボッチャのルールは簡単、だけどむずかしい。そんな奥の深さに、みんな夢中でボールを握っていた。 同時に、実際に編集部が前夜寝泊まりしたテントを用いて、テント設営の仕方を実演。歩き疲れた子どもたちは、立てたテントの中で寝転がる。秘密基地のような感じが好評だった。 そして、最後は間伐体験。実際にチェーンソーにも触れてもらい、専門家の指導の下、木を切り倒した。木にくくりつけたロープを必死に引っ張る参加者には、なんだかチームワークが芽生えたよう。暑さなんて、もう気にならないくらいに楽しんでいた。 「体験ボッチャも、木を倒すのに一生懸命紐を引っ張ったことも、楽しい思い出です」と、参加者からの感想ももらえた。 2回目の開催は来春の予定。開放的でのびのびできる環境を、次の機会にぜひ味わってみてほしい。   取材・文/編集部 写真/中里慎一郎  


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