団体旅行に同行して、お客さんの世話をし、旅を演出する
ツアーコンダクター
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 ツアーコンダクターは略してツアコン、または添乗員とも呼ばれています。名称からも分かるように、ツアー(旅)をコンダクト(指揮)する人、すなわち、団体旅行に同行して、出発から帰国まで、その旅行がとどこおりなくすすむようスケジュールを管理し、お客さんの世話をする人をいいます。ツアーという旅行商品を演出するのがツアコンであり、ツアコンの腕によって、お客さんの満足度が高くなったり低くなったりします。
 ふつう、添乗ツアーが決まると、スケジュールとともに利用するホテルやレストラン、観光地の位置や内容を確認します。もちろん、現地に交通状況や地理、歴史などの情報も収集しておきます。
 当日は空港でお客さんを迎え、出国手続きなどの説明をします。搭乗のあともお客さんのさまざまな相談にものります。目的地に着いたら、入国手続き、税関検査などの説明をして、待っているバスにお客さんを誘導します。人数を確認して、ホテルにチェクイン。翌日からのスケジュールや乗り物の手配など、現地のガイドと打ち合わせをします。
 市内観光は現地ガイドに同行しますが、お客さんがトラブルに巻き込まれないように注意したり、いろいろな情報を提供したりして、お客さんに旅を楽しんでいただけるようお世話をします。

仕事の環境
●海外ツアーは、シーズンによって変動があり、勤務はとくに不規則です。●旅行中、トラブルなどが起きたりすると、夜中でも対応しなければならず、いわば24時間勤務ともなります。●旅行会社の社員としてツアコンをしている人は少なく、ほとんどが専属または登録ツアコンとして働いています。

ツアーコンダクターになるには

これまで・今後
 現在ツアコンとして働いている人は約1万6000人。男女比では3:7で女性のほうが多く、年齢的には20~30代の人がほとんどです。これは海外ツアーのばあい、ハードであることと、時間・勤務が不規則ということからきているといえます。  国内旅行のばあいも、シーズンに左右されますが、修学旅行などの添乗員が現在でも不足しています。  海外旅行が一般化するにしたがい、ツアコンの仕事はこれからもますます増えていく傾向にあります。

先輩からのアドバイス
 いったんツアーに出ると24間勤務がつづくようなもので、ツアコンが船やバスに酔っていては仕事になりません。食べ物に好き嫌いがなく、胃が丈夫で体力があることが絶対条件です。そして、英検2級程度の語学力と、世界の歴史や地理について興味があれば、それこそ全世界を旅することができます。(ツアーコンダクター・永田治之)

こんな人が向いています
 なによりも旅が好きなこと。そして気配りができ、お客さんと一緒に旅を楽しめる人。海外ではツアコンがリーダー。海外に出れば何が起こるかわかりません。何ごとにもすばやく対応できる機敏さが求められます。
『中学生のための仕事発見ガイド』(実業之日本社)より。

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