ともに歯科医師と協力して、人々の歯の健康を守る
歯科衛生士・歯科技工士
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 医師に看護婦というパートナーがいるように、歯科衛生士も歯科技工士も、歯科医師を中心とする歯の診療チームの一員です。医療の高度化にともない、かつては歯科医師がひとりでおこなっていた仕事の一部が独立し、専門の仕事となったものです。
 歯科衛生士は、歯科医師の指導のもとに患者さんの歯にたまった歯こうや歯石を取ったり、フッ化物をぬって虫歯の予防をしたりするほか、歯科医師のアシスタントとして器具の消毒をしたり、型をとるための材料や薬剤の調合準備などをおこないます。つまり歯科の看護婦役です。このほか、歯の正しいみがき方の指導や、健康な歯を保つための食生活などの、患者さんへのカウンセリングも歯科衛生士の大事な仕事です。
 これに対して歯科技工士の仕事は、入れ歯や差し歯など、それぞれ患者さんの歯の形に合わせて作ったり、修理したりすることです。歯科技工士のばあい、患者さんに直接ふれることはなく、歯科医師のとった歯型をもとに、歯科医師の指示(指示書)にしたがって作業をおこないます。まず歯型に石こう剤を流し込んで患者さんの歯の模型を作り、これに合わせて義歯を加工していきます。口の中に入れるものだけに細かい調整が必要であり、かなり根気のいる手作業になります。

仕事の環境
●歯科衛生士の勤務先は歯科診療所、病院が中心です。●歯科技工士の勤務先は、歯科技工所(全国に1万4715カ所ある)か、歯科診療所です。●歯科技工所では何カ所かの歯科診療所と契約して、そこの仕事を引き受けて作業します。●多くの歯科技工士の目標は独立して自分の技工所を開くことです。

歯科衛生士・歯科技工士になるには

これまで・今後
 現在、全国に、歯科衛生士が約4万9000人、技工士が約3万3000人働いています。  歯科衛生士は全員女性、技工士は9割までが男性です。  歯科衛生士のばあい、短大、専門学校などの養成機関が全国に130校以上あり、毎年約7000人以上の卒業生のほとんどが、歯科衛生士として就職しています。  歯科技工士の養成機関は全国に72校あり、毎年3000人ほどの卒業生がいます。人工の高齢化など、歯科技工への需要はこれからもふえつづけていくものと思われます。

先輩からのアドバイス
 私は高校生のときから医療関係に興味があり、その方面にすすみたいと思っていました。現在は歯科技工の会社につとめていますが、まず技工士に必要なことは、正確さと根気です。作業になれるまではとても神経をつかいますが、自分の作ったものが人々の役に立っていると思うと、疲れも吹き飛んでしまいます。(歯科技工士・山本博子)

こんな人が向いています
 歯科衛生士は、歯科の看護婦役であり、患者さんに対する思いやりの気持ちがたいせつです。また、歯科技工士は、指先を使った細かい作業の連続であり、手先が起用なこととともに美的感覚が必要です。
『中学生のための仕事発見ガイド』(実業之日本社)より。

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