一人ひとりの子どもを理解し、その個性を伸ばす
料理人(調理師)
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 世の中には実にさまざまな料理店があります。日本料理店、中華料理店、フランス料理店、イタリア料理店、インド料理店と、世界中の料理を日本にいながら食べることができます。それらの店で自慢の腕をふるうのが料理人の仕事です。それぞれの料理店によって、板前、コック、シェフ(料理長)などとよび名はちがいますが、料理に対する情熱と愛情は同じです。
 料理の世界はきびしく、すぐに一人前の料理人になれるわけではありません。最初は皿洗いからスタートして、野菜の皮むきなどを手伝いながら、少しずつ先輩から料理の手ほどきを受けていくのです。高級店では、本格的な料理を作らせてもらうまでに最低10年はかかるといわれています。
 しかし、この下積み時代にいろいろな仕事を手伝うことによって、料理に使う食材の特性や盛りつけの方法、食器を選ぶ目やテーブルセッティングなどを養うわけです。このことは、将来、独立して店をもつばあいにも役立つことになります。料理人は、おいしい料理を作りつづけるために一生が修業といえるでしょう。  また、料理法だけではなく、食中毒などをふせぐために、食品衛生面での正しい知識も必要になります。

仕事の環境
●ほとんどのレストランは日曜・祝日も営業していますので、交代制で休日を取ることになります。●仕事中はずっと立ったままですので、かなりの体力が必要になります。●この仕事は経験がものをいうために、修業のために別の料理店に転職することもあります。 ●最近では女性の料理人も増えてきています。

料理人(調理師)になるには

これまで・今後
 全国にあるレストラン・食堂・飲食店の数は約47万件といわれており、そこで働く人の数は、料理人以外の人もふくめて約245万人といわれています。  日本が豊かになるにしたがい、家庭外で食事をすることが増えてきています。繁華街にかぎらず、郊外にもレストランや飲食店が増えつづけています。そのような意味ではこれからも料理人の働く場は増えつづけていくでしょう。しかし、それだけ競争が激しくなるわけで、お客さんをひきつける魅力あふれる料理を作る必要があります。

先輩からのアドバイス
 よい料理人とは、ただ料理がうまく作れるだけではだめだ。フランス料理でいえば、その国の歴史や文化などの知識ももたなくてはならない。たいへんなことだと思うだろうが、好奇心が強く、ものごとに興味を持てる人であれば、むずかしい問題ではない。これらをマスターすれば、仕事は非常にはば広いものとなるだろう。(シェフ・村上昌久)

こんな人が向いています
 料理を作ることが好きで、人を喜ばせることが好きな人。ほかの仕事にくらべて、修業時代が長いため、忍耐力があり、前向きにものごとを考えられる人が向いています。自分でお店を持つばあいは、原価計算などの計算能力も必要になります。
『中学生のための仕事発見ガイド』(実業之日本社)より。

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