きびしいトレーニングをへて、リング上でスポットライトを浴びる
プロレスラー
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 学歴無用。資格・経歴などもいっさい関係ありません。文字どおり、からだひとつで挑戦できる実力社会です。ただし、最低、中学卒業見込み(15歳)以上の者でないと、各プロレス団体とも入門できません。
 もっとも一般的なのは、高校・大学時代にアマチュアレスリング部で活躍していた選手がプロをめざすケースです。オリンピックに出場したような選手は、プロに転向してからも大活躍しています。
 しかし、このところのプロレスやプロ格闘技人気をバックに、相撲や柔道といった武道系のスポーツからだけでなく、野球、ラグビー、サッカーなどからの転向組が増えているのが最近の特徴です。
 また、これといったスポーツ歴がなくても、この世界で名を残した人もいます。
 ただ、プロレスラーになれる条件は、ほかの職業にくらべてもひじょうにきびしいといえます。まず、運動能力面。体が大きいからというだけで入門してもかんじんの運動能力がおとっていては話になりません。
 つぎに、性格面。きつくて危険なトレーニングにたえられる根性が必要ですが、逆に気が強すぎて仲間とうまくやっていけない人もプロとして長つづきしないようです。

仕事の環境
●きびしい修業期間を過ごしたあと、ようやくデビューとなります。●各団体によってまちまちですが、シリーズが始まると試合→移動→練習→試合のくり返しで大変です。●新人たちは、ベテラン選手たちの世話もしなければなりませんから、肉体的、精神的にタフでないとつとまりません。

プロレスラーになるには

これまで・今後
 最近のプロレスやプロ格闘技人気には、目を見はるばかりです。あの力道山以来、日本人のプロレス好きは完全に定着しました。メジャー団体の新日本プロレス、全日本プロレスをはじめ、さまざまなプロレス団体が、毎日のように全国各地で試合をおこなっています。ただ、今後もさらにこの人気がつづくかどうかは、新たなスター選手の出現とファンを魅了する技と、試合内容にかかっています。スター選手になれば、高い収入と人気がついてきます。

先輩からのアドバイス
 プロレスラーをめざすなら、まずスポーツをすることだ。スポーツならなんでもいい。若い時期は心肺機能をきたえると同時に、からだを発達させることがたいせつなのだ。プロレスラーになれるかどうかは、日常生活をみればわかる。どんなことでも手をぬかず、全力でやる子ならプロレスラーになれる。気合いだ、燃えて燃えて燃えまくれ!(プロレスラー・アニマル浜口)

こんな人が向いています
 プロレスとからだをきたえることが大好きな人。自己主張ができる人。元気がよくて、あいさつなどの声が大きい人。性格が明るく、何ごとにも積極的な人。好き嫌いなく何でも食べられる人。
『中学生のための仕事発見ガイド』(実業之日本社)より。

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