2.適性を生かす進路を選ぼう

(1)本時のねらい
 1自己理解をいっそう深化させるためには、どんな観点や方法によったらよいかを理解する。
 2自己理解の深化に進んで取り組ませ、いっそう自己理解を深めさせ、希望実現のための努力を積み重ねる態度を身につける。

(2)事前の活動と指導
活動内容(活動場面等)指導・援助の留意点
1ワークシート「自己理解チェック」(資料A)のチェック1項目について、班内で互いに記入する。
(帰りの会)
2同・チェック2(学習面・運動面)の項目について、保護者の考えを記入してもらう。
(家庭)
事前にこの部分だけのワークシート(○○君)を用意しておき、班員一人一人について評価させる。
事前に保護者用のワークシートを準備し、保護者に記入してもらう。

(3)本時の展開

活動・指導内容(資料)
○指導・援助の留意点
●評価(方法)
生徒の活動 教師の働きかけ





自分を知るための方法にはどんな方法があるか考え、ワークシートに記入する。


発表する。
自分を知るための方法にはどんな考えがあるか考えさせる。


発表させる。
あまり深入りしない。
自分を見つめる、周りの人に聞く、検査で調べるなどの方法が理解できたか。
(観察)




<自己理解チェック>もっと自分を知ろう
「自己理解チェック1」(行動面)を行う。
自分の欄に記入する。
事前に実施した相互評価を配り、ワークシートに記入させる。
「チェック2」(学習面・運動面)を行う。
自分の欄に記入する。
保護者の欄の事前に調査した結果を記入する。
「チェック3」(職種への興味度)を行う。
別紙の各項目をチェックする。(資料B)
ワークシートのグラフを完成する。
自己理解深化のための「自己理解チェック1」を行わせる。








「チェック2」を行わせる。










「チェック3」を行わせる。
多面的に、様々な方法で自己理解に努める必要性に気づかせ、進んで取り組もうとする意欲を高める。
チェック1…行動面から見た自己理解
チェック2…学習面・運動面から見た自己理解
チェック3…職種への興味度を調べる


自己理解チェックに進んで取り組んでいるか。
(観察・ワークシート)


自己理解チェックの結果が絶対ではないことを知らせる。





前時に使ったワークシート(資料A)の「4 自分のなりたい職業」と「適性」の欄を写し取る。
「自己理解チェック」の結果から、自分の希望を実現するために、さらに伸ばしていきたいことや努力をしていきたいことを考え、記入する。
発表する。










「3つの自己理解チェック」を参考に、自分なりの考えを出させる。






今の自分に合わせるのではなく、よいところを大切にして可能性を広げていく視点を持たせたい。
自己理解を深め、希望実現のための努力を積み重ねる態度が養われたか。
(発表・ワークシート)

(4)事後の活動と指導
活動内容(活動場面等)指導・援助の留意点
1本時ワークシートの「保護者の意見」の欄に記入してもらう。
(家庭)
2「保護者の意見」を学級通信等で知らせる。
事前に保護者会や学級通信等で「保護者の意見」への協力をお願いしておく。
個人情報の扱いには注意する。

(5)評価の観点
 1自己理解を一層深化させるためには、どんな観点や方法によったらよいかを理解できたか。
 2自己理解の深化に進んで取り組み、一層自己理解を深め、希望実現のための努力を積み重ねる態度が身についたか。

(6)資料
資料A ワークシート「自己理解チェック」
1 自分を知るための方法には、どんな方法があるか考えよう。
 
 

2 自己理解チェック
 ○チェック1
  【記入方法】よい~たいへんよい…◎   ふつう…○
行動
自分

班の人の判断

A
B
C
D
E
F
 社交的である              
 気配りできる              
 人と接するのが好き              
 説明や説得がうまい              
 人の気持ちを理解できる              
 面倒見がよい              
 冷静な判断              
 堂々と自分の意見が言える              
 自然や生物が好き              
 粘り強い ・ コツコツ地道              
 機械や道具を使うのが好き、あるいは得意              
 物を作るのが好き、あるいは得意              
 きちょうめんで注意深い              
 資料をうまく整理する              
 感性が豊かである              
 時代の流れに敏感              
 表現するのがうまい              
 物事を観察する力がある              

 ○チェック2
  学習面、運動面から見た自分の特色について、1.自分の考えと2.保護者の考えを、
  下の表にまとめてみよう。
  【記入方法】
    優れている(当てはまる)…◎
    ふつう(どちらともいえない)…○
    努力が必要(当てはまらない)…△
   
自分
保護者





文科系(国語、社会、英語など)が得意である    
理数系(数学、理科など)が得意である    
技術系(技術、家庭など)が得意である    
芸術系(美術、音楽など)が得意である    
体育系が得意である    
学習態度はよいほうである    
家庭学習は計画的で、着実である    


持久走に強い    
敏しょう性(すばしこさ)に富んでいる    
手先 ・ 指先が器用である    
身体はじょうぶで、体力がある    

 ○チェック3
  1 別紙の「自己理解チェック3」の□の中に○、△、×をつけよう。
  2 上の結果を下のグラフに表す。※点数分だけぬりつぶす。

3 前時に使ったプリントの4の「自分のなりたい職業」と「適性」の欄を下に写し取ろう。
自分のなりたい職業          適性          

4 「自己理解チェック1,2,3」から上の3の希望を実現するために、さらに伸ばしていきたいことや
  努力いていきたいことを書こう。
(1)チェック1(行動面)について
 
 
(2)チェック2(学習面・運動面)について
 
 
(3)チェック3(職種への興味度)について
 
 
(4)全体的に感じたこと
 
 

○保護者の意見
2の(1)~(3)のチェックの結果と3の「自分のつきたい職業」とから、気づいた点や感想等を、ご記入ください。

資料B ワークシート「自己理解チェック3」
興味あること、やってみたいこと…○
興味ないこと、やりたくないこと…×
どちらともいえない…△
【記入方法】の中に上の記号を書いてください。