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ブルーガイド編集部

韓国の魅力再発見! Part3 ソウルで見つけた新名所(前編)

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韓国観光公社協力でお送りするレポートパート3はソウルです。日々新名所が誕生しているソウルのホットなスポットを紹介していきましょう。

いままた梨泰院(イテウォン)がアツい!【経理団(キョンニダン)通り】

長年のソウルファンには、革製品の街として知られていた梨泰院。また、近くに米軍基地があることもあいまって欧米人が多いため、もともと外国人向けのこじゃれたバーやクラブが人気でした。その梨泰院、今では繁華街エリアがさらに広がって、おしゃれな店がどんどん増えているのです。


左から、行列の絶えないチュロスの店、
「ロボットキムパプ」の名前が印象的なキムパプ(海苔巻き)店、
韓国のかき氷パッピンスが味わえるカフェ

梨泰院の表通りからふいっと裏路地に入り込むと、こぢんまりとしたカフェや洋服店が軒を連ねています。この日のランチにお邪魔した「中心(チュンシム)」もその1つ。ウッディな外観、ちょっと珍しげなメニュー、どれをとっても気になる存在。実際、お邪魔した時間はお昼時を少し外していたにもかかわらず満席でした。

こちらの目玉メニューはセウカンジャンパプ(エビ醤油漬けごはん)11000W。日本人が大好きなカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)のエビ版といえば、納得される方も多いのでは? そもそもカンジャンケジャンの醍醐味は、甲羅にごはんを入れ、ミソと混ぜて味わうカニミソごはんですが、小さいエビミソでもそれを堪能できます。エビの身は自分でハサミでチョキチョキするのもなんだか楽しくなってきます。

その他の人気メニューは、ごまドレッシング風のソースで和えた、野菜たっぷりのサラダカルグクス15000W、ソンゲ(ウニ)ピビンパ13000Wなど。調味料にこだわったアレンジ韓食が味わえるお店でした。


「中心」にて。料理は左からセウカンジャンパプ
(右は殻をむいて中身をハサミで切った状態)、
ソンゲピビンパ、サラダカルグクス


このような通りの中で、最近人気を集めているのが「経理団通り」。名のごとく経理団(韓国軍軍隊の経理部署)があることからその呼び名がつきました。

地下鉄6号線緑莎坪(ノクサピョン)駅から北へ。右手には女性誌のソウル特集にも紹介された、イケメンスタッフがいる立ち飲みコーヒースタンドなど、こじゃれた店が続きます。そして経理団(今は国軍財政管理団に名称変更)の角を曲がり、勾配のある坂を上っていくと、左右に並ぶ昔ながらの商店に紛れて、おしゃれな店が既存の店の合間にちょこちょこと出てきます。共存しているのがなんだか不思議な感じです。

正直、まだまだ店の数は少なく、発展途上の雰囲気は否めませんが、裏通りのおもしろさとこれからの可能性を秘めたエリアであるのは間違いなさそう。これからの展開が楽しみな場所です。


左:イケメン揃いというスタンディング・コーヒー/
右:経理団通り入口。この先からちょっときつめの坂道になっていく


長期間の工事を経てついに完成!【DDP 東大門(トンデムン)デザインプラザ】

続いては、みんな大好き東大門市場の最新スポットを紹介しましょう。
東大門市場でのお買い物はソウル旅行のマスト項目! 観光客や仕入れ業者で夜通し賑わうこの市場ですが、林立するファッションビルに囲まれるように、まるで異空間のような建物が出現しました。それがDDP(東大門デザインプラザ)です。



もともとは東大門運動場があった場所。1926年に造られ、野球の試合などが行われていましたが、1988年のソウルオリンピックの際、蚕室(チャムシル)にオリンピックスタジアムができたため、こちらの運動場は使用を終了。民芸品や骨董品を売る風物(プンムル)市場が開かれたり、駐車場として使用されたりしていましたが、老朽化のため閉鎖となったのです。

この跡地をどう有効活用するか、東大門地区の関係者たちは悩んだそうです。東大門といえばファッションビルでのショッピングばかりがフィーチャーされる。では、ここに文化的な施設を造ってはどうだろうか? ――そんな話から、2007年にはコンペを開催。イラク出身の建築家ザハ・ハディド(2020年東京オリンピックに向けて、新国立競技場をデザインすることでもその名を耳にしているのでは?)がこのコンペを勝ち抜き、まるで宇宙空間のような不思議な建物ができあがりました。

どこから見ても同じところがない、まるで水が流れるような曲線、曲面からなる構造。45133枚のアルミパネルが壁面を覆いますが、このパネルも1枚として同じものはないため、すべて番号がふられて管理されているそうです。


左・中:なんとも不思議な感覚を覚える建造物/
右:工事中に発掘された朝鮮王朝時代の水門「二間水門(イガンスムン)」。城郭も出土した。
奥に見える野球場のナイター用照明はそのまま残したそう


DDPはデザインラボ、ミュージアム、アートホール、東大門歴史文化公園、デザインマーケットの5つの施設から成り立っています。国際会議場もあり、6カ国語に対応。そのほか、イベントも随時開催されており、我々が立ち寄ったときはキム・スヒョンとチョン・ジヒョンが主役を務めた『星から来たあなた』展が開催中。スタジオセットがいくつも展示されていたほか、このドラマから流行になった「チメク」(チキンとメクチュ=ビール)がいただける飲食スペースも。ちなみにこのドラマは中国でも放映されて大ヒットを記録したそうで、中国人旅行客もイベント会場に多数訪れていたようです。


左:案内板には日本語の説明も/右2枚:屋内も曲面で構成されている



『星から来たあなた』展の様子


カフェなども入居しており、買い物途中の休憩場所が増えたのは旅行客にとってはかなり嬉しい出来事。フードコートのようになっている場所もあるので気軽に入店できるのがいいですね。


左2枚:自分の好みのフレーバーが書かれた
プラスチックのブロックを専用ケースに入れて注文するスムージー/
右:ミュージアムショップ天井には鳥の巣モチーフのオブジェが


日中は市民の憩いの場、夜はイルミネーションに彩られてまた違った顔を見せるDDP。東大門歴史文化公園駅直結という立地もかなり便利です。買い物だけではない東大門の新名所、ちょっと覗いてみませんか?
http://www.ddp.or.kr/(韓国語)

さて、本来はパート3で終了予定だったこのレポートですが、紹介したい場所があまりにも多かったため、さらにもう1回続くこととなりました。
次回は新名所の後編です。お楽しみに!

※本文内の金額レートは1000W=120円(2014年12月現在)
(協力:韓国観光公社)