独走

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  • 四六判380ページ
  • 2013年10月26日発売
  • 本体価格 1500円+税
  • ISBN 978-4-408-53634-7
    • 品切重版未定
独走

内容紹介

オリンピックが全てなのか――!?

「スポーツ省」が存在する日本で生きるアスリートの苦悩と飛翔を、圧倒的な筆致で描いた、書き下ろし長編。

物語は、スポーツ省が元・柔道金メダリストの沢居弘人に、高校生ランナー・仲島雄平をサポートするように命令をくだすところから始まる。沢居は小学生の頃からスポーツ省の特別強化指定選手(ステートアマ・通称SA)で、仲島も最近SAに指定された。仲島は世界で戦えるポテンシャルを持つものの、メンタルが弱いという致命的な弱点があった。「金メダル倍増計画」を掲げ、莫大な予算でアスリートを管理・育成するスポーツ省は、次回のオリンピックで仲島に金メダルを獲らせるよう沢居に命じる。そんな折、米国のIT企業が一社独占でオリンピックに対抗しうる国際大会を企画しているという知らせが入り――。

オリンピック、ドーピング問題、引退後の人生設計……さまざまなテーマを内包しながら物語は疾走する。そもそも、なぜ人間はスポーツをするのか。そんな根源的な問いが胸に迫ってくる、まったく新しいスポーツ小説の傑作。