内容紹介
世界をリードする日本の鉄道のこれからの形
実用化を目指して開発中の鉄道のハードがある。また、日本では見られないが、外国では導入されているソフトがある。それらは何を目指しているのだろう? そして、それらが日本で実現されたら、日本の鉄道は、公共交通はどう便利になるのだろう?
本書は「もし○○が実現したら」という、鉄道の来るべき未来を描いたもの。誰もが想像を巡らせたことがあるに違いない「DMVやフリーゲージトレインはどこに導入すればいいのか?」「鉄道会社ごとにバラバラである運賃が統合されたらどんなに便利か」など、未来の世界の「架空ルポ」を掲載している。本書をきっかけに、開発中の技術や新しい制度への関心をぜひ高めていただきたい。
目次
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■「陸のLCC」…夜行列車だけを運転する会社ができたら?
■国際列車が運転されたら?
■東京の運賃が共通化されたら?
■観光客にはわかりづらい京都市内の複雑な電車運行体系、どうまとめる?
■運賃を支払ったと見なし、てきぱきと運行する「信用乗車方式」
■DMVが示す未来の都市公共交通
■架線レス電車が救う「陸の孤島」
■フリーゲージトレインの実用化に向けて