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戸板康二 ( トイタ ヤスジ )

1915~1993年。歌舞伎評論家として知られていたが、1958年、江戸川乱歩にすすめられ「車引殺人事件」を「宝石」に発表。1960年に「團十郎切腹事件」その他で直木賞を受賞した。1976年、「グリーン車の子供」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。エッセイ「ちょっといい話」はベストセラーに。菊池寛賞や日本藝術院賞文芸部門も受賞している。