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山田風太郎 ( ヤマダ フウタロウ )

1922~2001年。兵庫県生まれ。少年時代から受験雑誌の小説懸賞に応募、何度も入選を果たしている。東京医科大学在学中に、探偵雑誌「宝石」に応募した「達磨峠の事件」でデビュー。ミステリー作家として活躍するが、1959年出版の『甲賀忍法帖』からは、超絶的な忍法を使う忍者の闘争を描く<忍法帖>シリーズで一世を風靡する。1975年の『警視庁草紙』からは明治時代を舞台にした伝奇小説で新境地を開き、その後『室町お伽草紙』、『柳生十兵衛死す』などの室町ものに移行している。晩年には、シニカルな視点から人生を語ったエッセイも執筆している。