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  憧れのアメリカチームは強くてフレンドリー!

憧れのアメリカチームは強くてフレンドリー!

全国10チームとアメリカチームがお台場に集結。真剣勝負を楽しんだ。 アメリカチーム監督のキース・ウォレスさんは「全米で各地にチームがある。いずれはパラリンピック種目にしたい。日本チームは守備がうまくなっている。数年後にはアメリカと互角に戦えるだろう」と話していた。 アメリカでは障がい者のみの競技だが、日本では健常者の選手が半数以上。車いすに乗ることで、同じようにプレーできる。日本代表選手としてアメリカ遠征をしているアスリートから、趣味で楽しんでいる人まで幅が広いことも特徴だ。競技が盛んなアメリカでも、バスケやテニスと掛け持ちでプレーしている人は多い。 そのアメリカチームはとにかく陽気だ。ヒットが出ればベンチからの声援もひときわ大きくなる。日本のクラブチーム相手にも本気でプレーしてくる。 それが試合後になるとフレンドリー。小学生選手の遠山勝元君(埼玉)のところにやって来ると、野球帽にサインをしろとせがんできた。 「彼はグレートキャッチャーだ。世界的な選手になると思うから、今のうちにサインを書いてくれ」とドウェインさん。障がい者の先輩として、彼を勇気づけようという心意気がかっこいい。 今大会をサポートした中外製薬CSR推進部の加藤正人さんは、「障がいの有無、性別、年齢や国籍の違いなどを問わず、誰もがいきいきと楽しくプレーしていたのが、とても印象的でした」と話す。 同社は、「多くの方に本大会を通じて、障がいの有無に関わらず、誰もが同じフィールドで活躍できるということを実感していただきたくサポートしました」。実際に社員も大会運営に関わり、「大会前日の準備から含めて、23人の社員がボランティアとして協力。会場設営、審判、スコアラー、運営補助、アメリカチームの通訳を担当しました」という。 企業協賛では資金や会場提供が多いケースだが、同社のようにスタッフとして関わることは、企業の持つ経験や専門性でスポーツ文化を広げることにつながるだろう。   撮影・辻野聡、安藤啓一、編集部 構成/安藤啓一


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