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  見て、知ってもらうことが私たちの役目 松本功さん(その2)

見て、知ってもらうことが私たちの役目 松本功さん(その2)

インスタを始めたのは、普段お世話になっている義足のメーカーのオズール(デモンストレーションのモデルをやっている)から、ユーザーとしてSNSで発信をしてほしいと頼まれたのがきっかけ。 「スポーツタイプ(ブレードの義足)を使えば、アマチュアの私でも走れるし、〝義足を使って走るコツ〞を伝えるためだったら喜んで! と始めたんです」 毎日走る途中で、立ち止まって写真や動画を撮影する。 「だからネタには困らないです。マジメな写真を撮っても自分自身おもしろくないし、見てもらえない。ひとりでも多くの人に楽しく見てもらって拡散してもらえたらなぁ、と考えているので、日々の更新はまったく苦ではありません」 ちなみに、松本さんが使っているSNSはインスタグラムだけ。写真・動画を手軽にコンパクトにアップできるのが自分にはあっていた、という。 この1年、インスタを通じて、世界も広がった。大腿義足の人がサーフィンをしている動画を見て、すぐにコメントを寄せたところ、障がい者の人たちにサーフィンの講座を開いているsurfclassic01(中谷正義さん)とつながり、松本さんも仲間と共にサーフィンにチャレンジすることになったという。 また松本さんのインスタを見たイギリス人のカメラマンからダイレクトメッセージが届き、「ぜひモデルになってほしい」と頼まれたりもした。 「こんな体験はインスタをやっていないとできないことなんですよね。またインスタはフェイスブックなどと違って、同じ境遇の人たちとつながりをもちやすいと思います」と松本さんは言う。最近では海外の人からも「いいね」をもらうことが多くなり、写真・動画の説明にもひとこと英語表記を入れるようにしているとのことだ。


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