Home > Magazine >  見てくれ!これがアンプティサッカーだ!(その1)
  見てくれ!これがアンプティサッカーだ!(その1)

見てくれ!これがアンプティサッカーだ!(その1)

アンプティサッカー(AmputeeFootball)は、直訳すれば切断者のサッカー。義足などを使用する下肢障がいの選手はフィールドプレーヤーとして、上肢障がいの選手はゴールキーパーとしてプレーする。1980年代にアメリカで考案されたスポーツだ。フィールドプレーヤーは義足を外し、日常生活やリハビリ用のクラッチ(杖)を使用する。 60×40mの大きさのピッチを使い、7人制25分ハーフ(50分)で試合が行われる。 日本ではアンプティサッカーは新しいパラスポーツだ。2009年に伝来した。その立役者が、日本在住のブラジル人、エンヒッキ・松茂良・ジアス。サンパウロ生まれのエンヒッキが18歳の時に就職のために来日すると、日本でアンプティサッカーを知っている人はほぼゼロという事実に直面する。 だったら、自分で始めちゃえ。サッカー好きの知人を通じて仲間を集めた。2010年、アンプティサッカーのワールドカップがアルゼンチンで開催される。そこに日本チームとして出場したい。そのためには協会設立が必要。わずか1年で急成長し、エンヒッキを中心とした日本チームがワールドカップに初出場した。その後日本は12年のロシア大会、14年のメキシコ大会にも連続出場を果たしている。 そのアンプティサッカーの第7回日本選手権が11月、富士通スタジアム川崎で開催された。出場チームは、昨年覇者でエンヒッキが所属するFCアウボラーダ、昨年2位のFC九州バイラオール、3位の関西セッチエストレーラスをはじめAFCバンブルビー千葉、アフィーレ広島AFCと合同チーム2組だ。


pr block

page top