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  【パラスポーツ競技紹介】パラバドミントン

【パラスポーツ競技紹介】パラバドミントン

パラバドミントンは「車いす」と「立位」のカテゴリーがあり、障がいの状態により全部で6つのクラスに分けられている。『車いす』を使うのが「WH1〜2」、『立位』の下肢障がいが「SL3〜4」、上肢障がいが「SU5」、低身長が「SS6」となっている。パラ競技では少ない「低身長」のクラスがあることが特徴のひとつでもある。 ネットの高さは通常のバドミントンと同じだが、車いすではフットワークにあたる「チェアワーク」が勝敗を分ける。いかに素早くシャトルの落下地点に到達し、スイングまでの時間を取れるか。車いすの操作性と、読みの鋭さが大切になる。クリアーとカットで相手を動かしながら、思うように打てない位置に追い込み、ミスショットを誘ったりするのがセオリーの一つ。ところが、最後にスマッシュを打ち込むと、切り返されてしまうこともしばしば。最後の最後で局面が変わってしまうおもしろさがある。 東京2020パラリンピック競技大会で初めて正式競技に採用され人気が高まっている。クラスによってはコート半面でプレーするなど、バドミントンとの違いも随所でみられる。そこで「障がい者のバドミントン」として見るより、「車いすでやる競技なんだ」「義足ではこういうプレーなんだ」と、競技性に注目していただきたい。


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