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  青空の下 ゴルフはやっぱり心地いい!(その2)

青空の下 ゴルフはやっぱり心地いい!(その2)

38歳の時に脳出血で片マヒになった村田信廣さん・44歳は、ゴルフに熱中するあまり、今ではゴルフ場に勤務。  「片マヒになってから、この障がいがどういうものか徹底的にインターネットで調べたんですね。そしたら、片マヒゴルフのこと、DGAのことに出くわしたんです。ゴルフなんてできると思ってなかったし、両手じゃないとできないと思っていたから、片手でドライバーを持ちボールを打つ動画を見た時は衝撃で、その動画を繰り返し見たんです。もう夢中でした。それからいっきに道具を揃えて、ゴルフにはまって。とにかくうまくなりたい一心で、今はゴルフ場で働いています(笑)。大会には片マヒになった翌年から参加しています。プレーをすることも楽しいですし、同じような境遇の友達ができるのがうれしい」  前夜祭で協会長の佐藤成定さんが、次のようにおっしゃった。  「ゴルフを楽しんで、片マヒを、障がいを乗り越えましょう。とにかく、ゴルフを楽しむことに尽きる」  時おり初夏を思わせる日差しのなか、一日中ボールを打ち続けた参加者たち。障がいをもつことで、多少の不自由を感じながらも心からゴルフを楽しむ姿に、悲壮感はまったくなかった。思い切りよくドライバーを振り、芝を読みラインをつなぐ。そこには、ゴルフに対して前向きな人々の姿があった。 写真・文/編集部  協力/日本障害者ゴルフ協会


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