犬の美容師。毛なみの手入れだけではなく、健康面にも気をくばる
トリマー
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 犬の手入れをする人を、日本ではトリマーと呼んでいますが、正確にはグルーマーといいます。つまり、グルーミング(手入れ)の中にトリミング(毛をカットして形を整える)がふくまれるからです。しかし、ここではわかりやすくトリマーとしておきます。
 ほとんどのトリマーはペットショップや動物病院につとめています。出勤すると、まずその日のスケジュールを確認します。あらかじめ飼い主から、どんな種類の犬にどんな美容をするのか予約を取ってあります。ハサミやバリカンを使ってのカット、シャンプー、希望によっては毛を染めたり、つめを切ったり、猫のシャンプーをすることもあります。とくにカットは犬の種類によってさまざまで、知識とセンスが要求されます。このほか、店によっては犬や猫をあずかるペットホテルを経営しているばあいもあり、食事の世話や健康管理をまかせられることもあります。
 一般的には3年のキャリアがあれば一人前だといわれています。また、最近では、独立して自宅で犬の美容室を開業する人も増えています。
 このほかにも、ドッグショーに出場する犬の訓練や美容を担当するトリマーもいます。これは高度な技術が要求される仕事で、ふつう「ハンドラー」とよばれています。

仕事の環境
●仕事のほとんどが立ち仕事で、かなりの体力が必要です。●労働時間はだいたい一日8時間ですが、夜8時ごろまでオープンしている店も多く、比較的夜は遅いといえます。また、夏場と年末がとくにいそがしくなります。●独立して犬の美容室を開業するばあい、経営者としてのセンスも必要です。

トリマーになるには

これまで・今後
 トリマーがヘアカットやシャンプーなどの手入れをする犬の大半は小型の室内犬です。つまり、小さな犬をマンションなどの室内で飼う人が増え、毛足やにおいが気になるため、犬専門の美容師が必要になってきたわけです。そのためトリマーのほとんどが、マンション等の多い都市部に集まっています。  ペットブームが盛んになる中、こうした理由もあって、トリマーに対する需要はこれからも順調に伸びていくものと予想されます。  現在、トリマーの約9割が女性です。

先輩からのアドバイス
 なんといっても犬や猫などの動物が好きでなければつとまりません。かまれたり、つめでひっかかれることもよくあります。汚物の処理もくさい、汚いなどとはいってられません。それでも口のきけない犬や猫の気持ちになってあげないとだめです。また、健康状態にも気をくばってあげることが大切です。(トリマー・平間幸恵)

こんな人が向いています
 ただ動物が好きというだけではなく、美的センスや手先の器用さが求められます。また、獣医学や動物心理学などの知識も必要です。このほかにもペットの飼い主への気配りなど、明るい社交的な人柄が望まれます。
『中学生のための仕事発見ガイド』(実業之日本社)より。

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