人間の生命をあずかる仕事。人のために尽くす精神も必要
医師・歯科医師
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 医師や歯科医師は、私たちの生命を守るためになくてはならない仕事です。病院や歯科医院で治療を受けた経験のない人は、ほとんどいないでしょう。医師や歯科医師の仕事は、それだけ私たちに身近で、よく知られています。
 医師の仕事を大きく分けると、実際に人々に接し、病気の予防・治療・リハビリテーションなどをおこなう臨床医学と、病気の原因を見つけるための研究をすすめる基礎医学とがあります。
 臨床医は病院につとめたり、自分で診療所を開設したりして、患者の診察にあたります。これに対して、大学や研究所などで基礎医学の研究を中心に活動しているのが研究医です。
 臨床分野と基礎分野の担当者がこうした専門別に分かれている点は、歯科医のばあいも同じです。  専門別に分かれるという点では、実際に病院に行けばわかるように、内科専門とか外科専門とか、臨床医の担当は分かれることが多くあります。さらに、内科でも循環器系などと、専門がより細かく分かれる傾向があります。
 ただし、開業医では小児科と内科の両方を診療するといった幅広い治療をおこなうばあいが多くなっています。

仕事の環境
●臨床医の約3割が、診療所や病院を自ら開設している開業医です。残りが病院等に勤務しています。●歯科医師では、開業医が約6割で、残りは病院などに勤務しています。●1日8時間労働が基本ですが、当直があったり、急病人が出るなど緊急時には夜中でも治療するなど、労働時間は長くなりがちです。

医師・歯科医師になるには

これまで・今後
 現在、全国に、約23万1000人の医師と約7万7000人の歯科医師がいます。  長い間、医師不足、歯科医師不足が叫ばれてきましたが、昭和40年代半ばから、医科大学や歯科大学がつぎつぎと新設され、現在では、医師不足は解消されつつあり、都市部では増えすぎのところも出てきています。  ただし、都市部とは反対に、へき地などでは相変わらず医師、歯科医師不足がつづいており、いちがいに医師不足が解消されたとはいえません。

先輩からのアドバイス
 ひとりの町医者として、患者さんの病気や苦しみと取り組みながら、人間の命がどれだけたいせつなものかを見つめてきた。一人ひとりが、命のたいせつさを考え、わかってくれたら、世界はもっと平和で豊かになるのにと思っています。これが医学の道をこころざすきみたちへのメッセージです。(医師・村田 等)

こんな人が向いています
 人間の生命をあずかる仕事だけに、冷静な判断力、行動力、忍耐力が必要です。歯科医師や外科では手先の器用さも必要です。また、患者の人権を尊重し、患者の納得が得られるまで説明、説得できる人柄が望まれます。
『中学生のための仕事発見ガイド』(実業之日本社)より。

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