医師とともに、高度化した現代医療をささえる専門家
診療放射線技師・臨床検査技師
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 医師が、患者さんの病気を正確に診断するためには、精密な検査が必要で、診療放射線技師も臨床検査技師も、医師を中心とする医療スタッフの一員として病院、診療所、検査センターなどに勤務しています。
 診療放射線技師の仕事は、まずレントゲン撮影。骨や内臓などの状態をエックス線によって写真撮影したりビデオなどに記録します。CTスキャナーというコンピュータを使ってエックス線検査で得た情報を分析する装置の操作もこの仕事にふくまれます。このほか、医師が患者さんの体内に注入したラジオアイソトープから出る放射線の測定をおこなったり、ガン細胞を破壊するために高エネルギーの放射線を患部にあてたりもします。
 臨床検査技師の仕事は、血液や尿、便などをもとにさまざまな検査をおこなうことが中心です。細菌やウイルスがいないか探したり、さまざまな薬品をまぜて化学反応を起こして、その成分を分析します。あるいは手術などで患者のからだから取った組織片を薄い標本にして、顕微鏡で悪性の細胞がないかどうか調べたりもします。このほか、脳波検査や心電図検査、超音波検査など、患者さんに直接測定器を装着しておこなう検査も臨床検査技師がおこなう仕事のひとつです。

仕事の環境
●診療放射線技師の職場は病院か診療所がほとんどです。●臨床検査技師の多くは、やはり病院、診療所に勤務していますが、個人病院などから検査用に採取した血液や尿などを集めて集中的に検査をする検査センターにつとめるばあいもあります。●勤務時間は日勤8時間が多いが、休日出勤、夜間当直も一部にみられます。

診療放射線技師・臨床検査技師になるには

これまで・今後
 現在、全国で3万人強の診療放射線技師、5万人弱の臨床検査技師が働いています。  診療放射線技師は男性が多く、臨床検査技師には女性が多い。ただ、臨床検査技師になる男性も増えてきています。  医療における放射線の利用は今後ますます増えると予想されますし、医療以外の分野でも放射線の専門教育を受けている診療放射線技師の需要は高まると考えられます。  臨床検査技師のばあいも、検査の量や種類はどんどんふえており、さらに重要性が増すものと思われます。

先輩からのアドバイス
 この仕事に向いている人は、好奇心や探求心のある人です。臨床検査の世界は日々進歩をとげていて、私たちも毎日が勉強です。しかし、どれだけコンピュータ化がすすんでも、一番たいせつなのは患者さんとの心のふれあいです。あなたのおかげで病気が早期発見されたと、患者さんから感謝されたときは、この仕事をしていて本当によかったと思います。            (臨床検査技師・太田真由美)

こんな人が向いています
 どちらもちょっとしたミスでも人の命にかかわる仕事ですので、正確さと緻密さが求められます。新しい機械、新しい技術をつぎつぎに吸収し、技術をみがいていける積極的な姿勢が必要です。
『中学生のための仕事発見ガイド』(実業之日本社)より。

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