ツナ日記 ムルフン/ラダック前編
Index
0821 イスタンブールに宿泊
0822 イスラマバード行きの飛行機
0823 ギルギット行きのバスにて
0824 ムルフン村にて宿泊
0825 ムルフン村にて宿泊
0826 ムルフン村にて宿泊
0827 ムルフン村にて宿泊
0828 ムルフン村にて宿泊
0829 ムルフン村にて宿泊
0830 シムシャールにて宿泊
0831 シムシャールにて宿泊
0901 パスーにて宿泊
0902 パスーにて宿泊
0903 ムルフン村にて宿泊
0904 ムルフン村にて宿泊
0905 ムルフン村にて宿泊
0906 ムルフン村にて宿泊
0907 ムルフン村にて宿泊
0908 カリマバードにて宿泊
0909 ワールピンディー行きのバス
0910 イスラマバードにて宿泊
0911 ラワールピンディーにて宿泊
0912 アムリトサル発デリー行
0913 ニューデリーにて宿泊
0914 ニューデリーにて宿泊
0915 デリー発マナーリ行きのバス
0916 ケーロンにて宿泊
0917 ジンジンバーにて宿泊
0918 ガタ・ループにてキャンプ
0919 パンより35キロ北の高原
0920 ギャーにてキャンプ
0921 ギャーにてキャンプ
 
06/08/27(Sun)ムルフン村にて宿泊(Morkhun)
伝統的な文化と、押し寄せる物質社会の波。

かわさんが、明日ムルフン村を離れるので、カリム家にお礼のプレゼントを買いに、中国国境の町ソストへ行ってきス。ここには、中国とパキスタンの品々の市場がある。ぶらぶらと歩いた後、カリム家に食料と魔法瓶を買って村へ帰った。午後はサッカーをして遊び、夜はかわさん最後の夜なので、皆でブリヤニ(カレー味の肉入り炊き込みご飯)とバット(小麦粉と牛乳を煮たものに、アンズの油と砂糖をかけたもの)の御馳走を食べた。

今日、恐ろしい噂を聞いた。中国はカラコルムハイウェイ(以下KKH)の物資輸送では飽き足らず、KKH沿いに鉄道を作ろうとしているという。海まで線路を繋げて、アラビア海で貿易を始めたいらしい…。ここ数日、路上の至る所で測量をしている中国人に出会った。13億人の人民パワーを考えると、彼らはどんな無茶な工事でも完遂するだろう。もし鉄道が出来たら、このゴジャールエリアも、今よりもずっと高い近代化の波が押し寄せるに違いない、それに自然環境も破壊される。

日記にも書いている通り、ムルフン村・ゴジャールエリアの生活はとてもシンプルだ。手で麦を狩り、薪を集め、家の真ん中にあるカマドで食事を作り、湧き水を引いた台所で料理をして、時給自足に近い暮らしをしている。が…、もう一方の側面もある。実際は全部が全部そうではない。各家庭に差があるけれど、男が町や兵役で稼いだお金で、TVやDVDプレーヤーやノートパソコンを買ったりして、意外にも電機製品が溢れている。台所にはガスや電気調理器もあって、新旧の物が混同している。土で出来た家で、薪で料理をしながら、DVDを見たり…なんだか変な感じだ(笑)。
一方で数百年続いて来た文化、一方で押し寄せる物質社会と情報…。外からものを言うのは簡単だけど、この先のワヒ族の未来が、調和の取れたものであってほしいと思う。

写真上…小学校のコスモス。本当に天国があったら、こんなとこなんだろうな、きっと。
写真中…収穫した麦を運ぶお父さん。
写真下…高台よりムルフン村を望む。なんか「風の谷」っぽい。






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