ツナ日記 ドイツ編
Index
0601 アゥエにてキャンプ
0602 ゲラにてキャンプ
0603 イェナにて宿泊
0604 デュッセルドルフにて宿泊
0605 デュルスベルグにて宿泊
0606 イェナにて宿泊
0607 ナイラにてキャンプ
0608 二ュルンベルグにて宿泊
0609 二ュルンベルグにて宿泊
0610 二ュルンベルグにて宿泊
0611 二ュルンベルグにて宿泊
0612 カイザースラウテルンにてキャンプ
0613 カイザースラウテルンにてキャンプ
0614 60キロ走行
0615 ステュットガルトにて宿泊
0616 クーネンザルにて宿泊
0617 二ュルンベルグにて宿泊
0618 二ュルンベルグにて宿泊
0619 二ュルンベルグにて宿泊
0620 二ュルンベルグにて宿泊
0621 デュッセルドルフにて野宿
0622 デュイスブルグにて宿泊
0623 デュイスブルグにて宿泊
0624 デュイスブルグにて宿泊
0625 デュイスブルグにて宿泊
0626 デュイスブルグにて宿泊
0627 スロートドロープにて宿泊
0628 スロートドロープにて宿泊
0629 デュイスブルグにて宿泊
0630 デュイスブルグにて宿泊
0701 ホンブーグにてキャンプ
 
6月24日(土)0キロ走行 デュイスブルグにて宿泊。
W杯と人種差別。

デュイスブルグは、ドイツ人が選ぶ「ドイツで住みたくない街第一位」に選ばれている。理由は、外国人が大勢住んでいて、治安も悪く街も汚いからだという。

ドイツの全人口の20%は国外からの移民らしい。特に、町角でトルコ人とよく出会う。第二次世界大戦後、ドイツ政府は労働者を求めて、多くの移民を受け入れた。当時この地域は鉄工業で栄えていて、多くの外国人が住み始めたという。
しかし、次第に産業が衰退、10年ほど前に、多くの鉄工所が閉鎖となった。職を失った外国人労働者は、母国へ帰ることもせずそのままここに居残った(国籍やビザのことは分からないけれど…)。
それによって一気に増加した失業率とホームレス、そしてストリートチルドレン。それに加えて、旧ユーゴ内線の難民がこの街に押し寄せた。

現在は、その混乱のまま街は汚れ、使い捨てにされた外国人労働者の吹きだまりとなっている。他の街と比べると汚くて他の国みたい。労働者の勤め先は無かったり、他の街だったり、単純作業の工場だという。
今日行った土曜市場には、殆どドイツ人の姿は無く、アジア・アフリカ・バルカン半島の人々の姿ばかりだった。

政府と住民、双方に問題はあるのだろうけれど、この問題に対しての政府のやりかたが卑劣極まりない。この現状を改善しようともせず、無理やり圧力で解決を図ろうとしているからだ。
ここの小学校の生徒の半分以上は外国人労働者の子供。そのせいで政府は学校を閉鎖しようとしている。また、ストリートチルドレンの救済を政府に訴えた人の話を聞いたけれど、野垂れ死にしようが、子供に教育が出来なかろうがどうでもいいというような対応をとっているという。そうして、わざと劣悪な環境を作り、母国に帰ってもらおうとしているからだ。
当事者ではないけれど、あからさまに人種差別を受けているような気持ちになる。自分もつい3日前、東洋人を差別する罵声(チーニー)を浴びせられ、路上でブチ切れたばかりだからだ。

W杯に合わせて、インフラを整えて、ようこそドイツへ!なんて調子の良いことを言いながら、白人至上主義であからさまに人種差別をする輩がまだまだいる。
人種差別、ナチス、民族浄化、ヨーロッパ史、時々受ける差別etc…、無い頭絞って色々考えてみると、未だに白人至上主義はドイツの人々の根底に残っているのだと思う。
それに殆どの人は、意識しなくても多かれ少なかれ、人と人を比べてしまう、多少の偏見もある。僕だってそうだ。

W杯では、国境を越えて笑顔が生まれる。サッカーをしてる時・見てる時は仲良しなのに、実生活ではこんなにも問題が多いのか?
W杯は4年に一度の現実逃避なのか?
訳の分からない問いかけが、頭の中を駆け巡る。
どうすれば問題は解決へ向かうのか?
今、自分に出来ることは、このことを日記で知らせること。

写真上…土曜市場。なんだかイスタンブール(トルコ)にいるみたいだった。
写真中…皆で食事です。
写真下…ベランダに現れるリスくん。鳩や小鳥もやってくる、静かでステキなベランダ。






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