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【短期集中web連載】みやすのんきの東京マラソン 12年目の挑戦 最終回

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最終回 途絶えることのない応援の中、大成功の大会を堪能

東京マラソン当日01
(©一般財団法人東京マラソン財団)

東京マラソン2018の、設楽悠太選手の日本記録更新の魂の走り、素晴らしかったですね! 家族が手作りしてくれた「ラストファイト!」のプレートを腕につけてのフィニッシュ。ドラマみたいでカッコよすぎでした!

3万6000人というとんでもない数のランナーが走るこの大会。セキュリティ面などでも新しいアプローチが多く見られました。東京マラソンEXPO2018での受付も、本人確認をしたうえでセキュリティリストバンドが装着されました。私は木曜日に行ったので、3日間、お風呂でも装着したまんま。当日も参加ランナーは一人ずつ空港にあるようなゲートをくぐらないと待機スペースに入れません。おそらく2020年の東京オリンピックを見据えているのでしょう、車の突入を防ぐ鉄製ブロックなどテロ防止の対策も試行されていました。東京のど真ん中を駆け抜ける大規模な大会ですから、こういった面が厳しいのは仕方ないことですね。

東京マラソン当日02
(©一般財団法人東京マラソン財団)

私は設楽選手のいる先頭集団からかなり後方のEブロックで待機。とにかく彼方まで人! 人! 人!! 驚いたのは外国からの参加ランナーの多さでした。待機時も私の左横はイタリアから、右横はオーストラリアからの参加者。片言英語でのコミュニケーションが楽しかったです。開会式では君が代の国家斉唱もあり、これも国際大会である印象を強くもちました。

午前9時10分、東京都庁前の号砲と共に紙ふぶきがはるか前方で舞っていました。落ちてきた紙ふぶきを見るとハート型! 粋な演出です。意外に外国人が記念に拾っていました。

東京マラソン当日03_日本橋
(©一般財団法人東京マラソン財団)

東京マラソン当日04_浅草
(©一般財団法人東京マラソン財団)

東京マラソン当日05_銀座
(©一般財団法人東京マラソン財団)

東京マラソン当日06_芝大門
(©一般財団法人東京マラソン財団)

スタートしてからは、マラソン大会というよりも、42.195kmをねり歩いた気分。東京を舞台としたお祭りでした! コースに見所が多く、観光気分でグルリと東京をまわれるのも関係しているでしょうか。都心の超高層ビルが建ち並ぶ都庁前を出発し、神田から浅草に向かい、雷門からスカイツリーを見上げて門前仲町で折り返し。銀座のど真ん中を駆け抜けて東京タワーや増上寺を拝みながら東京駅で感動のフィニッシュ。まるで観光バスの「東京一日ツアー」のようなコースです(バスじゃなくて全部、自分で走るんですけどね)。超近代的なインターナショナル東京シティから、いにしえのお江戸の町を意識したコースを4時間かけて堪能しました。

東京マラソン当日07
(©一般財団法人東京マラソン財団)

コースを走っているあいだ中、途絶えることのない沿道からの応援や多くのボランティアの皆さんから沢山の元気をいただきました。

フィニッシュではしっかり重たい完走メダルを首にかけてもらいました。東京マラソン2018のデザインが入ったフィニッシュタオルや防寒シートを背中に、そしてバナナ、スポーツドリンク、そして手荷物など受け取る時もボランティアの皆さんより「ナイスラン~! おめでとう~!」と声を掛けてもらい、改めて「ああ、自分は東京マラソンを走ったんだな」という気分になりました。

東京マラソン当日08
(©一般財団法人東京マラソン財団)

3万6000人という規模のランナーが参加するので、大会運営にはトイレの数やフィニッシュ後の動線などいくつかの課題はあったと思います。私は歩きスマホならぬ「走りスマホ」について苦言を呈したいと思います。私も写真を撮りながら走ったので、スマホを見るなとは申しません。しかし大人数が走っている道の中央で立ち止まって写真を撮ったり、友達とLINEをしているのかうつむきながら歩いている選手がかなりいました。多くのランナーで混雑しているので、意外に間近にならないと気づかない場合もあります。何もなくとも転んでしまうランナーもいるのです。スマホなど操作する場合は短時間でもコースの端によけるなど、もう少し周囲に配慮してもらえると良いと思います。

設楽選手の日本新記録も含めて大きな意味で大会は大成功だったと思います。コース、運営、エイドの規模、参加人数など国内最高峰だけでなく世界に誇れる素晴らしい大会でした。走ってみて本当に良かったです。関わっていただいた皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

(文:みやすのんき)