出張相談!「海外パックツアーをVIP旅行に変える∞の秘訣」 第2回

2013.08.02

旅先だけでもVIPになりたい。普段はただの人だもの。
“ただの人”こそ、VIP気分!
旅の達人・喜多川リュウ先生による真夏の旅行相談会は第2回目でございます。
さてさて、夏といったらファミリー旅行。4人家族なら楽しさ4倍、荷物も4倍。子どもの元気は8倍くらい。それを支えるお父さん、お母さんは偉大です。今回の相談者は、まさに悩めるご両親。

「暴れざかりの6歳♂とその家族」

6歳になる長男が冒険家に憧れ、海外旅行をしたいといってききません。旅行はもともと私たち夫婦の趣味でもあり、ぜひ叶えてやりたいのですが、我が家には1歳になる次男もいるのです。両親は体調的に次男の面倒をみることは難しく、ママ友にアドバイスを聞いてみようにも「海外だなんて!」「行かなきゃいいじゃん」とつれない言葉を返されるのでは……となかなか相談することができません。「子どもを連れて旅行に行きたい!」というのは、やっぱりわがままなのでしょうか。
大人2人子ども2人、30代前半夫婦。海外旅行には慣れていますが、子連れ海外は初めてです。

お悩み その1:はじめてのフライト
Q:初めての飛行機のため、子どものトイレが心配です。なにか事前に気をつけられることはあるでしょうか。

A:飛行機での人の流れをよく観察してみると、トイレが一番混むのは食事後と着陸の前です。お子さんですのでなかなか調整がむずかしいとは思いますが、意識してこのふたつのタイミングを外して連れていってあげられるといいですね。

お悩み その2:体力<食欲
Q:念願の海の向こうで大興奮、子どもが疲れてしまうかも……というのは建前で、じつは親の方こそバテてしまうかも。レストランを探すのも大変ですが、できることならおいしいものを食べて過ごしたい!

A:お子さんふたりを連れての旅はたしかにご両親の負担も大きくなりますね。人気店に行こうと思っても、待ち時間がネックになりがち。そんなときは思い切ってホテルのルームサービスを利用してしまいましょう。一見ハードルが高いように思われがちですが、電話注文ができなくても実は平気なんです。選んだメニューと部屋番号をメモに書いてフロントに持って行けば、それでオーダーはOK。

タイプ別! とっておきの喜多川プラン
やはり子連れ旅行に最適なのは「リゾート滞在型」でしょう。
ハワイ、グアム、サイパンなど、料金も手頃で、直行便なら数時間で到着します。
子連れ旅行の成功のための第1のカギは「スケジュールに縛られないこと」です。大人のペースであれもしたい、これも見たいと引っ張り回してしまい、子どもが体調を崩してしまうことがあります。「行き当たりばったり」を心がけましょう。その点、リゾート滞在なら朝もゆっくり過ごせます。

でも、もうそんな旅行は経験済みという方に、とっておきのプランがあります。それが「地中海の船旅」です。
なぜ子連れに「地中海の船旅」なのか、決定的な理由があります。それは「子どもの乗船料金が無料」という信じられないような特典がついているからです。つまり夫婦2人分の乗船料金で家族4人が乗船できてしまうということです、しかも、子どもは18歳未満までOK、夫婦1組につきふたりまでが適用になります。さらに船内には託児所サービスがあります。年齢別のプレイルームでは世界各国の子どもたちが元気に遊び回っています。日本からヨーロッパまでの航空運賃は4人分(子どもは割引あり)かかってしまいますが、現地へ着いてからは2人分のみ。どんなに食べても食事代はすべて2人分の乗船料金に含まれているので安心です。地中海クルーズに限定したのは、この特典を実施している船会社がイタリア系の船会社(MSCクルーズ、コスタクルーズ)で、年間の大半を地中海海域で運航しているからです。
ちなみにこの船会社はカリブ海やアジアにも航路を持っているので、そちらでも同様に適用されます。

先生推薦! 必携アイテム「子どもの健康サポートグッズ」
海外旅行に不慣れな子どもは環境の変化にどこまで適応できるかわかりません。風邪薬や頭痛薬などの常備薬や体温計などはもちろんのこと、傷害保険の加入やあらゆる健康上の対策はとっておくに越したことはないでしょう。
目的地にもよりますが、日焼け止めや虫よけスプレー、冷却シートや消毒シートなどもあるといいでしょう。
航空会社に事前に連絡をしておくと、機内では「子ども用の食事」が配られますので、食事に配慮が必要な方は相談してみるのが得策です。

大好きな家族とおいしい食事にきれいな景色。ベタベタですがいいですね。ちょっとの工夫で家族全員VIP気分になれるはず。夏は短い! いってらっしゃい!