THE 密室

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  • 新書判280ページ
  • 2014年08月28日発売
  • 本体価格 950円+税
  • ISBN 978-4-408-60688-0
    • 品切重版未定
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THE 密室

内容紹介

時代を超えて 美しい謎が残った

ミステリー小説の永遠のテーマ・密室。本書は、ミステリー界の巨匠たちが生み出した魅力的な不可能犯罪を7作品収録、それぞれ技巧を凝らした密室の醍醐味が存分に味わえるミステリーファン垂涎の短編集です。カバーイラストは、アニメーター・イラストレーターとして若いファンに絶大な人気を誇る田中達之氏。彼の独特な世界観が時代を超えた物語の面白さを存分に引き立ててくれます。

目次

飛鳥高「犯罪の場」
大学の土木工学科の実験室で大学院生が殺されていた。しかし、犯行時刻に実験室に出入りした者はいない。窓が開けられた形跡もない。

鮎川哲也「白い密室」
大学教授が刺殺されたが、凶器のナイフは見当たらなかった。その日は雪が降っていて、死亡推定時刻は雪が降り止んだ直後である。ところが自宅の周囲に積もった雪には、ふたりの発見者が訪れた足跡しかなかった。そして発見者たちは、犯人とは思われなかった。雪に残された足跡が、事件現場を出入りのできない密室にしていたのだ。

泡坂妻夫「球形の楽園」
シェルターとして特別な合金で作られた球形のカプセルで、死体が発見された。たったひとつしかない扉は被害者が自分で閉じたという。蟻一匹入り込む隙間のない、まさしく完璧な密室である。

折原一「不透明な密室」
犯行現場は十畳ほどのごく普通の洋間。窓はもちろん、ドアには錠が下ろされ、チェーンも掛かっていた。秘密の抜け穴もない。そんな部屋の中に、胸にナイフの柄を突き立てた死体が転がっていたのだ。自殺か? いや、密室だ。密室好きの警部が喜び勇んで捜査するのだが、じつはなんと、現場は三重の密室だった……。

陳舜臣「梨の花」
この密室は、出入り口がひとつしかなく、文献や資料の盗難に備えて、窓に鉄格子がはめられていた大学の文学史研究所だ。かけつけたミステリー・ファンの守衛は、中に被害者以外いなかったことを確かめていた。

山村正夫「降霊術」
土蔵を改造した仕事場で殺された男。その入り口は防火用に二重扉になっていて、さらに頑丈な格子戸もあり、いずれにも頑丈な南京錠が内側から固くかけられていた。窓は小さく、人が出入りできそうにない。犯人は魔術を使って、煙のように消え失せたのか……。

山村美沙「ストリーカーが死んだ」
人の視線が作った密室に挑んだのがこの作品。若い女性のストリーカーが疾走中、青酸性毒物によって中毒死してしまう。ところが、その女性は住んでいたマンションから出た痕跡がなかったのだ。