萌えいづる

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  • A6判256ページ
  • 2013年08月06日発売
  • 本体価格 533円+税
  • ISBN 978-4-408-55139-5
    • 在庫あり
萌えいづる

内容紹介

京おんなのエロスは業が深い――

『女の庭』で話題騒然の団鬼六賞作家が贈る、現代版・愛欲の「平家物語」。
京都にある平家物語ゆかりの小さな寺には、参拝客が想いを綴るノート「忘れな草」があった。悲しみを抱えて、ひとり訪れた女たちは、誰にも言えない秘密を書き残す。結婚前につきあっていた男との営みが忘れられない女(第一話 そこびえ――祇園女御塚)、年下の男とのフェティシュなセックスに溺れる女(第二話 滝口入道――滝口寺)、仲が良いはずの夫から突然離婚を切り出された女(第三話 想夫恋――清閑寺)、愛人の座を奪われ孤独に生きる女(第四話 萌えいづる――祇王寺)、子どもを亡くし離縁した夫と身体を重ねる女(第五話 忘れな草――長楽寺)……濃厚なエロスと、深い悲しみが心身に刻まれた女性たちの運命のゆくえを、古都を舞台に抒情豊かに描く、感動の官能小説。巻末に、舞台となった寺社の場所がわかる地図を収録、京都の平家物語ゆかりの地のガイドブックとしても楽しめる。